産業医対象の研究会にて「不眠」と「うつ」との最新関連が(15/11/11)
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産業医対象の研究会にて「不眠」と「うつ」との最新関連が(15/11/11)

2015年11月15日(日)7:30 PM

2015年11月11日開催の産業医を対象とした「第9回四谷M・L研究会」にて東京慈恵会医科大学精神医学講座准教授 小曾根基裕先生より、「うつと睡眠との関連について」との題の講演があり、最新知見が紹介されました。


【うつと不眠とはそれぞれ独立した因子。不眠だからうつ病になる ということではない】

1. 不眠だからうつになるというのは間違いであること、1997年にChang PPによって証明されている。学生時代にそもそも不眠があったものは、そうではない者の2倍、40年後にうつ病を発症していた。


2.日本でも、三島が 初発のうつ病患者の2割には不眠は認められなかったこと、確認している。

3.アメリカ睡眠学会(AASM)による睡眠障碍国際分類第3版(ICSD-3)では、不眠を訴える者に対しての第一選択は認知行動療法。

4.不眠の訴えがあった場合には、適切な睡眠環境整備を進めるのが医学的対応。 

5.不眠の訴えがあったからといって睡眠薬を出したり、精神科的治療を開始するのは間違い。なぜなら、日中の機能障害が出ていない限り病気ではない。

6.もし 日中の機能障碍が出ていたとしても、睡眠衛生教育として 寝る時刻より起床時刻に焦点をあてるという指導を為すべきなのに、日本だと睡眠薬を処方したりといった間違った対応が出されている。

7.抗うつ剤にはレム睡眠を増やす作用があるが、SSRIには覚醒作用もある。きちんとした対応が精神医療において必須だ。

8.不眠を伴ったうつ病の場合、不眠をCBTや睡眠衛生教育で改善していくと、うつ病も良くなることは確か。



不眠を訴える職業人を精神科送致させ、自殺を増やした「不治も出る」の弊害を危惧しておりました。その危惧について、科学的根拠があることが解り、「炭鉱のカナリヤ」を果たせたものと解しました。しかしながら殺された方は戻ってきません。


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