ストレスチェック113|ストレスチェック制度の課題とプロ産業医による対企業:産業精神保健に長けた医師に実施者を依頼とは
トップページ > ストレスチェック113|ストレスチェック制度の課題とプロ産業医による対企業:産業精神保健に長けた医師に実施者を依頼とは

ストレスチェック113|ストレスチェック制度の課題とプロ産業医による対企業:産業精神保健に長けた医師に実施者を依頼とは

2016年02月16日(火)10:54 PM

当シリーズ112でも警鐘を鳴らした営利企業によるストレスチェック市場参入が、何百もの企業に不経済性を強いている実態(「ストレスチェック荒らし」)がいよいよ白日のもと、大々的に横行する事態に至っています。

【判明した重大な問題】
ストレスチェックにおける面接医制度に対して、産業精神保健を専門にしている医師が確保出来ない実際に対して、未経験医師(素人医師)を大手ストレスチェック制度提供企業があてがい始めました。当シリーズ第88回で問題視したことより事実は深刻です。

理由:以下、第72回日本公衆衛生学会シンポジウム『科学的根拠に基づいた公衆衛生政策の推進 : 精神保健版』に参加して.健康開発2014年18巻3号;79-85より引用。

非科学的な医療保健福祉制度による現場の混乱は、精神保健領域でも例外ではなく、行政による介入が、自死数を増加させるに至った実際まで確認された。
例えば静岡県人口動態統計からみた富士市の自死者数は、「富士モデル事業」(以下 富士モデル)という介入が開始されたとたん、それまで2年連続で減少していたものの、3年連続して増加させるという事態を招いてしまった。 この富士モデルは、心理学的剖検を通じた対策ではないばかりか、2週間以上の不眠症状があれば、即「うつ」と判じ、精神科医に送致させるという、「臨床的医原病」の曝露機会を増やす内容だった。従って、「不治も出る」という「社会的医原病」の実例と評されるのみならず、他の自治体にも不経済性を強いてしまった。精神医療の隆盛に反比例的に乗じるかのような、これら科学的根拠のない“病理的”性格を帯びた介入は、多剤併用がまかりとおる社会や、それを取り巻く時代独自の阻害要因も相まって、公衆衛生上の問題を拡散させ隘路に陥らせてしまっている。
対して、「監査」役的立場を担う労働衛生コンサルタントは、医の倫理の原点に立ちつつ、医原病に伴う不経済性をも是正可能であることから、これら課題に対して取り組むよう求められていた。折しもこれら有害事象に対して、日本公衆衛生学会は声明7)を出して改善を呼びかけていた。そこで労働衛生コンサルタントという立場から、この声明に応える形で、精神保健領域において、科学的根拠に立脚する事を前提とした、公平かつ公正な公衆衛生施策のあり方について議論を深める事が出来たらと考え、当シンポジウムを企画した。

→ 「不治も出る」は産業精神保健の何たるかを解っていない医師に不眠即精神科送りという判断をさせたことが、自死(自殺)増を生んだ元凶でした。
今般のストレスチェック制度でも、“精神科医に見せておけば良い”と、この「不治も出る」と同じ社会病理構造を経ることで自死(自殺)者が増加のではないかと、大変心配しております。

対策】
対企業:産業精神保健に長けた医師に実施者を依頼し、依頼出来ない場合には「補完的面談」にて高ストレス者への支援の補強をはかり大切な社員を守りましょう。


社員:勤務先は、どのような面接医を用意しているのか確認しましょう。医師の資質によっては有害作用があるので面接を希望してはいけません。自らの身は自らで守る他ありません。 

幸せ地蔵
b4898e51-e4ff-4c2e-aebc-1821b73e2246-medium





«   |   »

123社

産業医契約が必要な企業様へ


合同会社 パラゴン
モバイルサイト