メンタル産業医入門:『「職場うつ」からの再生』(16/07/24)
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メンタル産業医入門:『「職場うつ」からの再生』(16/07/24)

2016年07月23日(土)5:45 PM

今回は金剛出版から出されている『「職場うつ」からの再生』という春日武彦・埜崎健治編集の書籍を紹介します。

この本は大変すぐれた、いわゆる“新型うつ”罹患した社員の苦痛を治し、取り巻く同僚や人事労務担当者の苦悩を癒す方法が多数、記載されています。
従って産業医先に必読書として紹介しています。


題に「新型うつ」ではなく「職場うつ」と、控え目な表現でとどめてしまったせいでしょうか。販売は思わしくなく、中古本は数百円で売られている点、驚きです。

いわゆる“新型うつ”と目される難治性”うつ”2事例に対するリハビリレーション対応の実際を、
カウンセラーと当人とのやりとりを紹介することで、学ぶことができるようになっている本が、2013年に刊行されていたのです。金剛出版の目利きぶりに驚愕します。

従って、「メンタル産業医」として産業医先にサービスを提供する産業医にとって、丹念に読み込むべき本です。

カウンセラーとのやりとりを通じて、読者も陰性感情を抱かざるをえなくなっている仕込みがなされています。
そのような気持ちを抱いたままのカウンセリングでは顧客に有害を与えかねません。
そこでそういった際の客観的な感情の維持方法を学ぶことが期待される内容になっています。

医療の文脈に乗らない問題(人生における選択等)を精神症状として語るという医療の社会化や、難治性例への対処

・逃げたくなる気持ちは誰でもある。ただ、いつまでも逃げていては逃げきれないし、時間が経てば経つほどむきあうのが辛くなる。
・服薬を続けて休養を取るだけではうまくいかない。本当の回復のためには、きちんと振り返りをして今までと違う自分にならなくてはならない。
・うまくいっていなければ、なんでも良いので何か違うことを始める。それでうまくいかなければやめればよい。
・職場でうまくいかなくなってしまったことをいかに自分の問題と捉え、自分の理解をどこまで深められるか。同じような問題が起きたときにどのように考えて対処するのかを考えるプログラムへの参加。
・自分自身を見つめなおす作業は精神的な負担が大きく、時には病状悪化につながることもある。しかしながら、この作業を避けて復職しても継続して働きつづけることは難しい。

元気に働き続けられている人の共通項
☆「なぜ働くのか」ということについて自分なりの答えを持っている。
☆自分で考えて判断し行動する。そしてその結果に責任を持つ。

steps
★メンタル疾患を抱えた方の作業訓練が出来るところ
①就労移行事業所
一般就労への移行に向け、事業者内や企業における作業や実習を行い、適正に合った職場探し、就労後の職場定着のための支援を行う福祉施設。


②障碍者職業センター
障碍者に対して、ハローワーク(公共職業安定所)と協力して、就職に向けての相談、職業能力等の評価、就職前の支援から、就職後の職場適応おための援助まで、個々の障碍者の状況に応じた継続的なサービスを提供する公的機関。



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