メンタル産業医によるレジリエンスを高める⑰|坂本龍馬に学ぶ
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メンタル産業医によるレジリエンスを高める⑰|坂本龍馬に学ぶ

2017年06月04日(日)9:28 PM

「世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る」で知られる 坂本龍馬は暗殺されて150年目が2017年でした。

彼の実姉である乙女に宛てた直筆の手紙や、暗殺時に応戦に使った「吉行」という遺品、その際の血痕が残る 重要文化財「梅椿図」等の展示が2017年6月18日まで江戸東京博物館(東京都墨田区)でされていました。



メンタル産業医の命名者である合同会社パラゴン(東京都港区)代表も、彼の熱心なファンでして、霊山歴史館に木村幸比古さんを訪ねる位です。

冒頭の歌を銘に、龍馬が日本で初めて構築した“カンパニー”の支援になればと、つまりは産業医として、そして龍馬が待望した民主主義の維持にと、社会の不正義是正に向けて精進する日々です。

今回、改めて龍馬の足跡をたどることで以下が判りました。

龍馬は勝海舟に遭うまで、キャリアの危機を迎えていた。勝海舟は日本初のキャリアカウンセリングを実施した。26才で龍馬はキャリア・アンカーに開眼した。


龍馬でも26才までは、脱藩したり、兄に刀をせびったり、ある意味、煙たがられていた存在だったかと。体制派から疎んじられていたどころか、見回組や新選組に命を狙われていただけではなく奪われてしまう位の。
それからすると、初めて入った会社と合わなくても、ある企業で職場不適応を起こしていたとしても、レジリエンスという柔軟性を発揮し、違う世界を目指したら良いのです。今は命までは奪われません。むろん、ストレスと感じメンタル不調になり“うつ病”になってしまったら、命を落とすリスクは生じてきますので、きちんとストレスチェックを受けたり、キャリアコンサルタントや産業医に相談すべきですが。「求めよ さらざ 与えられん」です。

もとい今回の企画では、以下が堪能できました。

・大政奉還建白書・・・NHK大河ドラマ「龍馬伝」で、近藤正臣さん演じる山内容堂公が、「松平容堂」と署名したシーン、覚えていらっしゃいますでしょうか。NHKが忠実に再現した根拠・・・きちんと、「松平容堂」と記されています。
・日本初の新婚旅行といわれる霧島登山・・・龍馬が高千穂の峰に刺さっているあまの逆鉾を抜いてさし直す いたずらシーンを乙女姉さんに白状する手紙
・医師であった木下逸雲らの日本画の卓越した筆さばき
・龍馬が潜伏先として使っていた寺田屋の女将、お登勢さんから、龍馬亡き後、おりょうさんに宛てた慰めの手紙
・鹿児島の照国神社で神と崇められ祀られている島津斉彬公の甲冑・・・細工に装飾に見事
・パークス襲撃事件で襲った村田貞堅と防御した薩摩藩士中井弘 それぞれが命を賭して奮戦した双方の刀・・・刀身が刃こぼれ
・木戸孝允の生写真
・日本を今一度 せんたくいたしそうろう  と 記した手紙



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