武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑰|科学的根拠に基づく渡航自粛地域②(20/03/02)
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武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑰|科学的根拠に基づく渡航自粛地域②(20/03/02)

2020年03月02日(月)10:31 午後

今回も、日本を含め同ウイルス感染症の発生数の多い地域10か所に関して、そこでの累積罹患率(その地域での感染者総数を、その地域の人口で割ることで求められる)をまず求め、次に日本と比較しました。すると韓国での累積罹患率が、中国本土を上回っていることを初めて確認できました。
加えてイタリア、シンガポール、香港、イランの順に、不要不急の渡航自粛地域として指定する必要があるという結果でした。

 

【方法】

2020年3月2日午前11時23分時点での米国ジョンズ・ホプキンス大作成の新型コロナウイルス性肺炎流行状況から得られた感染者数上位10位までの地域(プリンセス・ダイヤモンド号を除外)に対し、「世界経済のネタ帳」による2018年における「世界の人口ランキング」よりそれぞれの地域での罹患率を求め、日本と比較することで、日本より罹患率の高い地域を順番に算出しました。

【結果】

わが国より罹患率が高い地域は以下でした。

 

1位 韓国 40.3倍

2位 中国本土28.3倍

3位 イタリア13.8倍

4位 シンガポール 9.3倍

5位 香港6.3倍

6位 イラン5.9倍

 

 

【解説】
韓国はわが国の40.3倍、そして中国本土より累積罹患率が高い結果でした。この事は、韓国に居るだけで、日本に居るより40.3倍、新型コロナウイルスに感染しやすい ことを示します。また、韓国での感染の拡大は、中国本土より悪化したことを示します。

なお疫学や医療統計学では、倍率が2倍を超えたら、寄与危険度という概念から、それが原因である確率が、50%を超すことを意味します。従って、倍率が2倍を超すような概念に対しては、何らかの対策が必要ということで、これまで対策を行う根拠として医療においても、この疫学や医療統計学の結果が重要視されてきています。シンガポールと香港は、累積感染者数は日本より少ないものの、罹患率は日本より高いことから、渡航者には十分注意する必要がある結果といえます。


ここで韓国の40.3倍に関する寄与危険度を求めてみます。

40.3-1/40.3より0.975となります。

このことは、韓国への渡航者が新型コロナウイルスに感染したとしたら、その理由の97.5%は、韓国への渡航という事実で説明がつくということを意味します。

日本国政府がスポーツ観戦やジム通いといった健康増進に資する余暇活動や教育を受ける権利まで制限を講じるのであれば、中国本土に加え、韓国、イタリア、シンガポール、香港、そしてイランからの出入国は控える必要がある と考えられます。

 

 

【期待できる効果】

現在わが国では、感染経路が明らかでない感染者が全国で確認されています。それらの感染源は、諸外国が入国禁止としている地域からの輸入に基づくものと想像できます。したがってわが国に滞在するより感染しやすい上記地域への渡航を控えると共に、それら地域からの旅行客の入国を禁止することが、これ以上の感染者数増加を抑止しえるものと考えられます。



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