武漢での新型コロナウイルス感染症対策㉓|症状出現割合@国内発生287例(20/03/17)
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武漢での新型コロナウイルス感染症対策㉓|症状出現割合@国内発生287例(20/03/17)

2020年03月18日(水)12:50 午後

シリーズ⑱にて紹介した国立感染症研究所がとりまとめた国内での新型コロナウイルス感染症発生が3月9日現在287例へと蓄積が進んでおり、その内訳が同17日に新たに公開されました。全国の産業医の先生が、スライドで示しやすいように以下のように公開かつJPEG形式に無償提供します。

武漢病毒287例分析結果図


発熱66%、←34%は「帰国者・接触者相談センターに相談する目安とされている発熱がない!

咳63%←咳は発熱より割合が低い

肺炎
62%、←酸素飽和度測定にて簡易判別可能なこと、2009年の豚由来インフルエンザ(AH1N1-pdm)流行時、全国の開業医の先生方が見いだされていたこと、記憶に新しいです。


全身倦怠感
41%、 当⑱報告での33%よりは増加したものの、「帰国者・接触者相談センターに相談する目安とされている症状が6割近くでは生じていない。

咽頭痛27%、←7割はノドが痛くなかった!

鼻汁・鼻閉 20%、 ← 8割には鼻汁・鼻閉さえ生じない(単なる鼻かぜとは違う)

頭痛20%、

下痢19%、←AH1N1-pdmでも、この症状が前面に出た為、医療現場を混乱させました

関節・筋肉痛 7%、← インフルエンザとの鑑別?

嘔気・嘔吐 6%、

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)6%、←悪化しやすい?

結膜充血 2%

 

◆性別:男女比は1.2:1 

◆年齢の中央値は66.0歳(範囲4-91)、

分布 10代未満 1.0%、10代0.7%、20代5.9%、30代6.3%、40代9.1%、50代16.7%、60代18.8%、70代31.7%、80代9.4%、90代0.3%であり60代以上で約6割

◆国籍:日本69.7%、米国7.3%、オーストラリア6.2%、中国3.8%、インド・香港1.7%他。


◆推定感染地域及び経路:船舶188例、中国/武漢関連11例

 

 

以上の症状の特徴を踏まえて、厚生労働省が定めた症例定義:「発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える方が多いことが特徴」ということは、現実とは異なり続けていながら、3週間も変更しないという不作為があることもきちんと産業医は言及することが、医師としての倫理性や良心に基づいた対応だと考えます

 

■厚生労働省 2月25日作成 新型コロナウイルス感染予防チラシ

 

各都道府県の「帰国者・接触者相談センター」の所在

神奈川県とその市区町村の「帰国者・接触者相談センター」の所在と連絡先

注意:政府対応へのクレーム、罹患者を出した企業名を教えてほしいと迫る方が電話してくることが、担当される保健師や地方公務員のモチベーション低下、過重労働、メンタルヘルス不調へとつながっていること、危惧します。

 

 



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