武漢での新型コロナウイルス感染症対策㉘|COVID-19に関する一般的な質問に対する現時点での文献的考察(20/03/27)
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武漢での新型コロナウイルス感染症対策㉘|COVID-19に関する一般的な質問に対する現時点での文献的考察(20/03/27)

2020年03月30日(月)9:44 午後

COVID-19に関する一般的な質問に対する現時点での文献的考察 v1.2(2020/3/23) 感染症・結核学術部会  より

産業医が把握しておくと良い情報をお届けします。

中国の 201 例(年齢中央値 51 歳; 四分位範囲 43〜60 歳、男性 128 例 63.7%)の COVID-19 患者の報告:

84 例(41.8%)が ARDS を発症し、そのうち 44 例(52.4%)が死亡。
好中球増加(HR 1.14; 95%CI 1.09-1.19; 及びHR 1.08; 95%CI 1.01-1.17)、高LDH(HR 1.61; 95%CI 1.44 -1.79; 及びHR 1.30; 95%CI 1.11-1.52)、D-ダイマー(HR 1.03; 95%CI 1.01-1.04; 及びHR 1.02; 95%CI 1.01-1.04)が危険因子。
高熱(≥39°C)は、ARDS 発症の可能性が高い(HR、1.77; 95%CI、1.11-2.84)ことと、死亡の可能性が低い(HR、0.41; 95%CI、0.21-0.82)ことと関連。ARDS 患者の中で、メチルプレドニゾロンによる治療は死亡リスクを低下させ(HR 0.38; 95%CI 0.20-0.72)、有益な場合がある可能性が。 

Wu C, et al.Risk Factors Associated With Acute Respiratory Distress Syndrome and Death in Patients With Coronavirus Disease 2019 Pneumonia in Wuhan, China . JAMA Mar 13, 2020. (doi:10.1001/jamainternmed.2020.0994)

 

対照群:「カレトラ」+インターフェロン(IFN)-α 吸入 (45 例) 対 「アビガン」+IFN-α 吸入群(35 例)の比較対照研究


 胸部 CT、ウイルス除去速度、安全性についての比較検討

①ウイルス消失までの中央値: 対照群(11日)、アビガン群(4日)と有意に短かった。
②14日目の胸部画像もアビガン群が有意に改善(改善率91.43%対62.22%)。
③アビガン群の方が副作用が少なかった。

Cai Q, et al. Experimental Treatment with Favipiravir for COVID-19: An Open-Label Control Study. Engineering Mar 18, 2020.

https://doi.org/10.1016/j.eng.2020.03.007

 

フランスの 36 例の COVID-19 患者(20 人のヒドロキシクロロキン治療者と 16人の対照者)の報告


鼻咽頭ぬぐい液のウイルス量の経時的な検討では、ヒドロキシクロロキン(600mg、毎日)により、COVID-19 患者の3 日後からのウイルス量の減少や消失と有意に関連し、その効果はアジスロマイシンの追加(20 例のヒドロキシクロロキン治療者のうち 6 例)により強化される可能性が示された。

Gautret P, et al. Hydroxychloroquine and azithromycin as a treatment of COVID-19: results of an open-label non-randomized clinical trial. Int J Antimicrobial Agents Mar 20, 2020. (https://doi.org/10.1016/j.ijantimicag.2020.105949)

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