2017/18インフルエンザ情報④ ワクチン株選定経緯が公開(17/08/25)
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2017/18インフルエンザ情報④ ワクチン株選定経緯が公開(17/08/25)

2017年10月23日(月)12:00 PM

予防接種株の効果や量が問題視されていて、合同会社パラゴンとしても2017年8月7日から課題を指摘してきているインフルエンザワクチンについて、感染症対策に長けた産業医集団である合同会社パラゴンが、過去の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会の資料を解読の上、解説を加えます。


【鶏卵を使うことの限界】

資料3 細胞培養季節性インフルエンザワクチン実用化への取り組み(PDF:776KB)  と 議事録を読み比べてみてください。

翻訳します。

現行のインフルエンザワクチンというのは鶏卵培養法で製造されていますけれども、このワクチンですとワクチンの供給時期や量が全てその孵化鶏卵の供給時期や量に左右されます。そのために、パンデミックワクチンなどを迅速に作製しなくてはならないときに迅速な対応ができない可能性もありますので、日本ではパンデミックワクチンだけは、鶏卵培養法はすて、細胞培養法で作製するということが既に決まっています。

 一方、その季節性のウイルスに関してですが、特にA香港型ウイルスなどは、2016年2月の時点でもすでに、卵ではふえにくくなっていることは自明になっています。 でもしかし、鶏卵を使って製造しないといけないことになっっているから、無理やり増殖させる他ないという前近代的なことをして、ワクチンを製造している状況。そのような無理をしていると、せっかくのそのワクチン株が、鶏卵に馴化を起こしてしまい、つまりは、効果が得られないという、抗原変異という無駄を起こすということが実際に起きてしまっています。

そのために、日本でも、まともな医学者は、前近代的な鶏卵培養法なぞ使わず、近代的な細胞培養法を、季節性インフルエンザワクチンの流行時にも導入しようという取り組みを行っています。

何しろ、実際に、現在、海外でも細胞培養ワクチンの製造や販売というのは行われている中です。

けれども、海外でつくられている細胞培養ワクチンといいますのは全て鶏卵用のワクチン株を細胞に接種してつくる細胞培養ワクチンです。したがって、その鶏卵のワクチンで起きている問題の解消にはなってはいない限界があります。

そこでです。科学技術立国日本の出番のはず。 日本では臨床検体からウイルスを分離して細胞培養ワクチンを製造するまでの全過程を細胞だけを使って行い、鶏卵を一切使わないでワクチンをつくるという細胞培養ワクチンを実用化させることを目指して取り組みを、まともな医学者は実施し始めています。

そもそもA香港型に対するワクチン製造で、鶏卵を使っていては、増殖させにくいことは確か。でも、NIID-MDCKを使ってワクチンを製造してもらいたいことを検討するよう依頼しているものの、実際にそのワクチン製造に使える細胞の探索からして、莫大なお金が投じられていて、既に各社で用意されている細胞を捨ててNIID-MDCKに変えるというのは現実、困難。

【ワクチン株選定時期】 なんと 2年前の11月

 3ページのワクチン株作製までのプロセスの上に青、赤、緑の連続する3年間を示して、どういうスケジュールでつくられるかを示しています。仮に緑色の年の10月に接種するワクチン用のワクチン株を選定する場合にどういうスケジュールで行うかといいますと、日本で開かれるワクチン株の検討会議が大体、その緑色の年の2月から3月ですので、それまでにccCVV株と言われるワクチン株が作製されていることが必要になります。

 そのためには、大体、赤の年の11月ぐらいまでにはワクチン製造所にウイルスの分与を行っておく必要があります。その赤の年の11月ぐらいまでに分与するウイルスはいつぐらいから準備を始めるかといいますと、大体、青の年の11月から赤の年の11月までの間、臨床検体からウイルスを分離してプロトタイプ株と抗原的に一致するかどうかの確認というのを繰り返し行いまして、最終的にもっとも妥当と思われる株をワクチン製造所に分与するということになります。

以上に関する資料は 資料3 細胞培養季節性インフルエンザワクチン実用化への取り組み(PDF:776KB)

【前近代性に対するエキスパートからの非難声明】

資料3 ワクチン・血液製剤産業タスクフォース顧問からの提言(PDF:231KB)

合同会社パラゴン代表 櫻澤博文が2017年8月に、このブログを通じて疑問に思ったことを問題提起しました。
日本も捨てたものではありません。 何しろ、このタスクフォース顧問らはいち早く 1年前から、問題提起をしていました(では、この1年、何していたのでしょうか?)。

提言には、日本の前近代性、無計画ぶりが、けちょんけちょんに 非難されています。

 

【2017/18シーズン、インフルエンザ予防接種が効かない証明 公開中】

厚生労働省 :第16回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発及び生産・流通部会(平成29年8月25日[金])配付資料.
 ・小田切 孝人:資料2 2016/17シーズンの国内外のインフルエンザ流行株(総まとめ)および次シーズンのワクチン株について

 

2016/17シーズンから、効果が薄いことが判っている A香港型。 2017/18シーズン、合同会社パラゴンが、このサイトで予測をたてましたが、その通りに南半球で流行しました。北半球でも流行することでしょう。どうして、スライド18にあるように効果がないのに流通させるのか??? 
その理由は

資料1 2017/18シーズンにおけるインフルエンザワクチンについて(PDF:2,574KB)

これをご覧になると 味わえるようになっています。



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