インフルエンザ600万人感染に。予防投与の是非(19/01/23)
「薬局サーベイランス」によるインフルエンザ流行状況は、同サーベイランス開始以来という、
つまりは11年間でワースト記録を示しました。
http://prescription.orca.med.or.jp/syndromic/kanjyasuikei/index.html
毎日、新規インフルエンザ発症が50万人超えする事態となっています。
B型が流行した2017-18シーズンも、大層な流行状況でしたがそれを超えました。
理由の考察をしてみます。
①昨夏の風水害や震災影響で、全国民の免疫力低下が顕著な可能性あり。
②年の瀬になり、急に厳冬が到来(寒暖格差が、自律神経に悪影響)。
③太平洋側は乾燥し気道粘膜を傷害する日が続出。
受験シーズン、心配なご家族やご本人もいることでしょう。
原則として、インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同生活者である下記の方には、抗インフルエンザ薬の予防投与に対して保険診療の適応があります。
- 高齢者(65歳以上)
- 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
- 代謝性疾患患者(糖尿病等)
- 腎機能障害患者
日本小児科学会は、「季節性・軽症インフルエンザには抗インフルエンザ薬を推奨しない」と明言しています。
それでも!!! という方は、「インフルエンザ 予防投与」にてネット検索すると、自費治療にて提供する医療機関が確認できます。
以上、プロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)がお届けした インフルエンザ対策2019 その3 でした。
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