武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑦|指定感染症へ指定(20/01/28)
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武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑦|指定感染症へ指定(20/01/28)

2020年01月28日(火)10:05 PM

1月28日、今回の新型コロナウイルス感染症に関して、感染症法に基づく「指定感染症」と検疫法の「検疫感染症」に指定する政令が閣議決定されました。プロフェッショナル産業医として知られる合同会社パラゴンより、この事が何を意味するのか? 新型コロナウイルス感染の「疑い例」と「確定例の違い、、「濃厚接触者」の定義、更には流行の収束時期の推定情報をお届けします。

「指定感染症」への指定は何を意味するのか?

感染が疑われる方に対して国家が、強制的に入院を命じることができるようになりました。その根拠となる診察や検査等、そして医療費は国が負担します。


感染が疑われる方とは誰か?

国立感染症研究所による「新型コロナウイルス(NovelCoronavirus:nCoV)感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(暫定版)」によると、

新型コロナウイルス感染症の疑い例の定義:以下のIおよびIIを満たす場合を「疑い例」としています。

I発熱(37.5 度以上)かつ呼吸器症状を有している。

II発症から2 週間以内に、以下の(ア)、(イ)の曝露歴のいずれかを満たす。
(ア) 武漢市への渡航歴がある。
(イ) 「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」との接触歴がある。

→最長2週間の潜伏期間があるものと見做されています。

「疑い例」が、「患者(確定例)」と言えるためには?


nCoVが検出されることが条件です。

 

「濃厚接触者」とは誰か?

「患者(確定例)」が発病した日以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する方です。

i.世帯内接触者:「患者(確定例)」と同一住所に居住する者
ii.医療関係者等:個人防護具を装着しなかった又は正しく着用しないなど、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」の診察、処置、搬送等に直接係わった医療関係者や搬送担当者
iii.汚染物質の接触者:「患者(確定例)」由来の体液、分泌物(痰など(汗を除く))などに、必要な感染予防策なしで接触した者
iv.その他:手で触れること又は対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で、必要な感染予防策なしで、「患者(確定例)」と接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)


武漢市が市民の移動禁止を始めたのは1月23日木曜日でした。中国政府が春節休暇の終了日を2月2日日曜日にしたのはなぜか?
1月23日から10日後が2/2です。

最長潜伏期間が14日であることからも、10日程度、経過観察したらよいと中国政府は決めたのかもしれません。


【武漢の天候】

1月の東京の平均最高気温は10度、最低気温は2度なのに対し、武漢市は平均最高気温は8度、最低気温は0度と東京より平均最高気温も平均最低気温も2度寒い地理に位置しています。天気は晴れの日が多いようです。

2月以降になると、武漢市の平均気温は東京よりも高くなる傾向があります。このことから、1月は確かに感染が拡大したとしても、2月以降は季節的に小康状態に向かいやすいため、今回の新型肺炎罹患者数も、この中国の春節休暇の間がピークになって欲しいものです。



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