武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑫|最新統計(20/02/09)
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武漢での新型コロナウイルス感染症対策⑫|最新統計(20/02/09)

2020年02月09日(日)10:13 PM

1月28日には対前日増加率が60%とピークを迎え、その後の感染増加率は減少の一途を辿っている新型コロナウイルス性肺炎(2019-nCoV)。
プロフェッショナル産業医で知られる合同会社パラゴン米国ジョンズ・ホプキンス大作成の同ウイルスによる流行マップ情報を活用しながら、わが国で一番多くの生命を奪っている呼吸器感染症であるインフルエンザや致死率13%もの結核との「“恐ろしさ”比較」(リスクアセスメント)を実施しました。産業医として勤務する先で同じ話をすると、「マスク騒動に踊らされていた」、「目が醒めた」という声が相次いで聞かれます。

【算出時刻】2020年2月9日19時23分現在
【場所】中国本土
【人】分子:中国本土での死者数812人
分母:中国本土での感染者数37,590人

中国本土における致死率は812/37590 より 2.2%

【場所】中国本土以外
【人】中国本土以外での死者数2人
中国本土以外 での感染者数360人

中国本土以外での致死率は 2/360 より0.56%

【参考:致死率比較】
MERS 30%
結核   13%
SARS 10%
H1N1pdm(2009)1.2%(初年度 南半球のみ)
季節性インフルエンザ 0.1%

【解説】
今シーズン(2019-2020シーズンにおける累計感染者数は「薬局サーベイランス日報」による抗インフルエンザ推定患者数では600万人でした。例年、インフルエンザの致死率は0.1%程度といわれていますので、600万人に0.1%をかけることより、死亡者数は6千人との推定ができます。これだけの数の死者が本当に出ているのか、不思議に思うかもしれませんが、今シーズン、流行しているインフルエンザウイルスは、2009年時点で致死率1.2%を誇ったH1N1pdmと同一タイプですから、致死率が0.1%で済んでいるだけでも本来は驚きです。

新型コロナウイルスによる死者が6千人を超したら、季節性インフルエンザより多くの死者が出たわけですから、新型コロナウイルスを、本当の意味で怖れる必要が出てくると考えられます。

そこでその数を求めてみましょう。

式は6千(死亡者数)÷0.56%(中国本土以外での致死率)より107万人となります。
中国本土での感染者数37,230人の29倍です。

また、輸入される呼吸器感染症のうち、致死率が13%と最も高いのは結核です。
毎年1万5千人が感染し、うち2千人が抗生物質があるものの亡くなっています。

結核で亡くなっている2千人と同程度の死者を新型コロナウイルスが出すだけの感染者数を求めてみます。

2千÷0.56%より35万7千人となります。中国本土での感染者数37,230人の9.6倍です。

現時点(2020年2月9日19時23分現在)での日本での感染者数は、横浜港で検疫を実施しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」での新型コロナウイルスに関して陽性反応が示された日本人以外を含む64人を加えたとしても90人にすぎません。

中国政府が武漢を事実上閉鎖したのは1月23日  。それから本日(2月9日)で17日が経過しました。
潜伏期間平均が5日、長くて14日と言われている新型コロナウイルス。

いかがでしょうか。マスクを買えなかったことから不安を感じている方。毎年2千人もの死者が出ている結核を怖れてこなかったとしたら、今回の新型コロナウイルスは、咳エチケットに頻回なる手洗いといった予防をしていたら、怖れるに足らない存在と思いませんか。

【参考:マスクの選定方法について】

https://pro-sangyoui.com/9977



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