11月11日は「介護の日」
11月11日は厚生労働省により「介護の日」と制定されています。 「メンタル産業医」の命名者が創設した合同会社パラゴンの介護支援部門である事業承継・遺言時医師立会支援センター(以下、センター)にもこれまで、相続が、いわゆる「争族」にならない支援を求める「被後見人」やその代理人からの相談を多く寄せられてきていました。
センターにて相談内容を類型化したところ、実子による「オレオレ詐欺」が大半を占めました。
本来、助け合う存在である兄弟姉妹という同朋が、それぞれ弁護士を立てての法廷闘争の証人にもセンター代表は立った現実があります。
参考:事業承継・遺言時医師立会支援センター代表、東京地裁に証人として出廷
そこで「予防争族」の観点から、電子コミック「『メンタル産業医解決 相続で涙を流す前に!!マンガで学ぶ公正証書遺言:~息子と嫁によるオレオレ詐欺編~ 予防争族シリーズ』(Kindle版)を2023年10月5日にAmazonより刊行しました。
しかしながら相談が減ることはありませんでした。
そこでより広く啓発を進めるために、価格を330円から220円(いずれも税込み)へと値引くことで、「相続」が「争族」となる類型をより多くの方に認知・理解してもらうことにより「相続」が「争族」に至ることを防止するという「予防争族」支援を2024年11月11日より行うことにしました。
■書籍概要
出版社:合同会社パラゴン
題名:『メンタル産業医解決 相続で涙を流す前に!!マンガで学ぶ公正証書遺言: ~息子と嫁によるオレオレ詐欺編~ 予防争族シリーズ』
出版レーベル:パラゴンコミック
値下げ価格:220円(税込)
販売ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CKHN9GZ5/
■実子による成年後見制度の悪用は“恥”と、警察沙汰にせず精神的に追い詰められるケースが大半
「公正証書」とは、公証役場で公証人に作成してもらう公文書。法的に強力な証拠力が認められることから、金銭の消費貸借や不動産の売買、離婚などに際し広く活用されています。また、成年後見制度が2000年にスタートして以来、遺言の作成においても公正証書の持つ効力の重要性が高まっています。
成年後見制度とは、本来は認知機能や社会生活に支障がある成年に代わって、後見人が財産管理や身上保護を行う制度です。判断能力が十分でない人をオレオレ詐欺や不利な契約から守ることが目的ですが、実子などにより悪用されるケースも少なくないのが実情。しかも、「恥ずかしい」という気持ちからか、警察沙汰にすることを躊躇してしまった末に、被害者側が精神的に追い詰められた結果、当センターの代表が、「メンタル産業医」の命名者であることから相談を寄せるケースが相次いでいます。
■センターの支援“成年被後見人による公正証書遺言の作成方法”をマンガで表現
センターは、成年被後見人による公正証書遺言作成時の医師立会支援や、自筆証書遺言作成時遺言能力評価サービスを展開することで、成年後見制度を悪用されたことで精神的に追い詰められた「成年被後見人」の救済を行って10年以上になります。その中で、本人の意思決定の自由が狭められたり、財産を奪われたりすることを類型化し、その具体的内容を社会に広く周知することで、こうした犯罪を防止したいと考え、そこでわかり易い漫画形式で解説してきました。
■動画の漫画版を廉価化今回、値下げ販売とした『メンタル産業医解決 相続で涙を流す前に!!マンガで学ぶ公正証書遺言:~息子と嫁によるオレオレ詐んで欺編~ 予防争族シリーズ』は前述動画の電子書籍版です。値下げすることで、より多くの実子によるオレオレ詐欺という悲劇を未然に防ぐ啓発となり、「争族」を防止する支援となることを願ってやみません。