千歳市の自殺対策と、メンタル産業医が果たす役割
【開催終了・2026年10月18日更新】北海道千歳市の令和8年度「こころの健康づくり講演会」は、2026年10月16日(金)に開催され、合同会社パラゴン代表の櫻澤博文が講師を務めました。演題は「メンタルヘルス入門~健“幸”生活を育む7つの習慣」。主催者発表による参加者数は50名でした。会場は千歳市総合福祉センター4階402号室で、オンラインでの受講も事前に案内されていました。なお、50名の会場・オンライン別内訳は本記事では確認していません。本記事は開催前の案内を、終了後の講演実績・関連報道の記録として更新しています。開催概要は千歳市公式の講演会案内および千歳市の自殺対策事業一覧に掲載されています。
地域情報サイト「チトセガイド」による事前紹介
地域情報サイト「チトセガイド」は2026年9月18日、「千歳市が10月16日に『こころの健康づくり講演会』開催へ 会場とオンラインで無料受講、申込は10月7日まで」と題する記事を公開しました。同記事では、講師として櫻澤博文を紹介し、演題や会場・オンラインでの受講方法を案内しています。記事中の「会場とオンラインで無料受講
」という紹介は開催前の取材・告知によるものです。同記事は講演終了後の現地取材記事ではありません。引用・紹介元:チトセガイド(2026年9月18日配信)。
合同会社パラゴン代表社員であり、「メンタル産業医」を提唱する櫻澤博文は、2026年10月16日(金)、北海道千歳市が実施した「こころの健康づくり講演会」で講師を務めました。
この講演会は、千歳市が推進する自殺対策事業の一環として位置付けられています。
講演テーマは、
「メンタルヘルス入門~健“幸”生活を育む7つの習慣」
講演のテーマは、健康を土台として成功と幸福を育む「成幸力」の考え方と、日々の暮らしや仕事の中で実践できる健康習慣です。医学と産業保健の視点から、その大切さを伝える機会となりました。
自殺対策を「個人の問題」だけにしないために
自殺の背景には、健康問題だけでなく、仕事、経済的な困難、家庭環境、人間関係など、さまざまな要因が複雑に関係することがあります。
そのため、自殺予防を本人の努力やセルフケアだけに委ねることは適切ではありません。
千歳市が策定した「第2次千歳市生きるを支える自殺対策計画」でも、勤務問題への対策が重点施策の一つに挙げられています。
これは、産業医として長年取り組んできた課題とも深く関わっています。
職場でメンタルヘルス不調者が発生した際、本人への面談や医療機関への受診勧奨だけで対応を終わらせていないでしょうか。
過重労働、不適切な業務配分、相談しにくい職場風土、管理職の対応など、背景にある職場環境にも目を向ける必要があります。
不調者への支援と、不調を生み出しにくい組織づくり。この両輪が重要なのです。
ストレスチェックを、職場を変えるきっかけに
合同会社パラゴンでは、個人への健康相談や復職支援に加え、企業全体のメンタルヘルス対策の向上を重視しています。
例えば、ストレスチェックを実施するだけで終わらせず、集団分析の結果を職場環境改善に活用すること。
管理職や人事担当者が、部下の不調の兆候に気づき、適切な相談や支援につなげられるよう、教育研修を行うこと。
さらに、衛生委員会などを通じて、従業員と企業が健康課題を共有し、改善策を継続的に検討すること。
こうした取り組みは、メンタルヘルス不調の予防だけでなく、従業員が安心して働き続けられる職場づくりにもつながります。
自殺予防を考えるうえでも、個人への支援と組織的な対策を切り離さない視点が求められます。
健康を育む7つの習慣を、千歳市の皆様へ
今回の講演会では、日々の暮らしの中で取り組める健康習慣を通じて、心と身体の健康を考えることを主題としました。
生活習慣を整えることは、健康づくりの大切な一歩です。
一方、つらいときには無理に頑張らず、周囲に助けを求めたり、必要な休養や専門的な支援を受けたりすることも欠かせません。
健康づくりは、一人で頑張り続けることではありません。
自分自身の健康を大切にするとともに、家族、職場、地域が互いに支え合える環境を育むことも重要です。
今回の講演が、ご自身の健康を見つめ直すとともに、身近な方の心の健康について考えるきっかけとなっていれば幸いです。
講演会の開催記録
令和8年度 千歳市こころの健康づくり講演会
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年10月16日(金)13:30~15:00 |
| テーマ | メンタルヘルス入門~健“幸”生活を育む7つの習慣 |
| 講師 | 櫻澤博文(医師・医学博士・日本産業衛生学会指導医・労働衛生コンサルタント) |
| 対象 | 千歳市民、千歳市内に勤務されている方 |
| 会場 | 千歳市総合福祉センター4階 402 |
| 参加費 | 無料 |
| 定員 | 会場80名・オンライン100名(申込順) |
| 申込期間(受付終了) | 2026年10月7日(水)まで |
開催前には、会場での参加に加え、オンラインでの受講も案内されていました。
以下は開催当時の公式案内と、千歳市の自殺対策事業に関する資料です。募集・申込受付は終了しています。
企業・自治体の皆様へ ― 組織全体のメンタルヘルス対策を支援します
合同会社パラゴンでは、産業医としての実務経験を生かし、企業や自治体におけるメンタルヘルス対策、職場環境改善、健康教育などに取り組んでいます。
自殺予防に関する啓発活動から、ストレスチェック結果を活用した組織改善、管理職研修、休職・復職支援まで、個人と組織の双方に働きかけることを重視しています。
「不調者が出てから対応する」だけでなく、「不調を生み出しにくい職場をつくる」。
そのための産業医活動や講演・研修について、ご相談を承っております。合同会社パラゴンのお問い合わせ窓口からご連絡ください。企業のストレスチェック・集団分析・衛生委員会・職場環境改善については産業医サービス、実践的なメンタルヘルス対策にはEAP支援もご参照いただけます。
合同会社パラゴン
代表社員 櫻澤博文(MD, MPH, PhD)

