健康経営⑫|健康経営優良法人2020の認定基準変更について

健康経営に長けたメンタル産業医の命名者が創設した合同会社パラゴン(東京都港区)が、健康経営優良法人2020の認定要件変更を紹介します。

健康経営優良法人2020より認定要件に変更が生じました。

上位5割に入っていなくても認定を受けられるように緩和されたものの、健康経営優良法人(大規模企業部門)のうち卓越している企業に与えられるいわゆる「ホワイト500」の称号は、ベスト500のみとなります。

また、健康経営優良法人に関する申請限定ページが立ち上がりました。

なお、健康経営優良法人に選考されるには、これまで通り「働きやすい職場づくりのヒント」に書いてあることを、隅から隅まで実行することで十分対応できること、実際に健康経営優良法人に認定されている複数の企業で産業医を担ってきている当社代表の経験から申し上げられます。

労働者一人ひとりが、それぞれに適した職業につき、そしてイキイキと働くようになると自然と生産性は上がるでしょう。

その生産性向上が賃金増になるならば、マクロレベルでは国民所得の増加と消費刺激に繋がり得ます。その結果、税収増も見込まれますし、何より期待インフレ率も増加することからデフレ脱却になりえます。

これらは「働き方改革」の目指す中長期的な潜在成長率向上の鍵になりませんでしょうか。

出典:経済産業省.健康経営優良法人認定制度

なお、認定されている企業をみると、ニュースとなったレベルまで至っていない不祥事・・・例えば労働紛争になったり、その前に解決金を支払ってうやむやにしたりといったレベルでの労働基準法に基づく時間外労働超過を偽装、捏造、偽装、モラルハザードが確認されている企業名が複数存在しています。そのような偽装工作に悪用されるよりは、本質安全よろしく、本当の意味での健康経営を行う方法があります。

それは以下。

参考サイト:健康経営⑪|産業医セレクト「これから始める職場環境改善」等の紹介