客観的かつ科学的、合理的な健康経営を産業医が労働者に対して勧めようにも、高齢者が中心に視聴するテレビでの報道番組が中心ですが、製薬会社から資金を提供された誤用する御用学者が、市民の不安という負の感情を誘起させています。
参考サイト:産業医による新型コロナウイルス感染症対策㉗|感染症学会特別シンポジストの制約ぶり
TV局も複数かつ朝の報道番組、昼の情報番組、夕方の報道番組と組織的、機動的に放映されると、いくら客観的な思考を保とうという人にも、主観的、非論理的、合目的的な大衆から圧力がかかるようになり、例えば産業医に対してさえも、負の投影を行う労働者が発生します。
本来なら救援、救助、支援、治療する医療機関が、そこにコロナ患者が多数、来ているということと、感染していてもおかしくはないと、およそ プロフェッショナルである専門職に対する敬意や作法や礼法に欠け、反発したい思いや気持ちが投影されることになっているのでしょう。その従事者に向けられた実際、つまりは新型コロナウイルス感染症による国内初死亡例に伴う偏見、差別、迫害という心が痛む実際をここで紹介します。
具体的にはその死亡者が、たまたま最初に罹った病院だというだけで、そこでの関係者に対して向けられた偏見、差別、迫害の実際です。
①医師を派遣していた大学病院から医師を引き上げられた。
②業務委託先や職員の関係先から 非科学的な偏見に基づく差別や被害の実際が多数あり、お子様まで傷つけられました。その実際をこちらにて確認できるようにリンクを貼りました。
また、2020年11月12日に開催された新型コロナウイルス感染症対策分科会(第15回) の「偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループ」からの資料でも、全国各地での偏見に基づく迫害の実例が多数、確認できます。
出典:新型コロナウイルス感染症対策分科会(第15回)の「偏見・差別とプライバシーに関するワーキンググループ」
いわゆる4密・・・地域では 新コロ感染し、救急者を呼ぼうものなら、迫害されるがおちだから、秘密にするといううわさ、現実のものと考えたくなりました。(公費負担になっているせいか、人工呼吸器やECMOまで使われ、新コロからは確かに治ったものの、長期麻酔に伴う認知機能低下や長期臥床に伴う寝たきりになってしまうことも、こちらで紹介した以前の分科会の専門家資料からうかがい知れます)。
健康経営㉛|感染症対策分科会報告からわかる健康投資 にて、新型コロナウイルス感染症で重症化しやすい要因を紹介したのは2020年10月14日でした。もっと早く、対応しえなかったものか反省しました。
と共に御覧の方に申し上げさせてください。危険性を数値化してみます。
【リスクアセスメント】 執筆:櫻澤博文
感情や勘定に流されず、合理的かつ客観的な科学性に立脚した健康経営を推進する産業医という立場から、健康経営推進産業医をクラウドで担いたいとお考えになる際には以下のような判断を行うと良いです。
<死亡数での比較>
・2019年度、“新型”(その時、最新の変化を遂げたタイプだったから)インフルエンザウイルスによる死亡者は推定で6千人は出ていることこちらで考察しています。
対して新コロでは2020年11月16日20時現在でも1,880人と3分の1で済んでいます。
<割合での比較>
・新コロでの死亡者数1,880人は、PCR検査陽性者数114,983人の中から生じてします。生存率を求めると98.36%もの高さです。
・従来年間1.5万人罹患したうち2千人も、特効薬があるのに死者を出してきたことから生存率は87%しかない結核より危険性は低いウイルスです。
・更に記載すると、がんの原因となる感染症があります。例えば胃がんの原因はピロリ菌、子宮頸がんはヒューマンパピローマウイルス(HPV)、肝臓がんは肝炎ウイルス各種・・・これらより生存率は高いことから、これらより怖れるに足りません。
・肝臓がんの5年生存率は35.3%しかありません。
・胃がんの5年生存率は73.1%と新コロより恐ろしいです。
・子宮頸がん予防ワクチンになると、5年生存率が75.1%と低いのに接種に反対する方がいます。
★念のため:5年生存率と近似させるため、新コロの10か月生存率を1年生存率に換算すると98.12%。これを5乗して5年生存率を求めたら90.95%と、「レムデシビル」もワクチンもない状況での感染が5年続いたとしても9割の方が生存しえる結果です。
水俣病の被害者も、偏見や差別に基づく迫害や被害を受けて辛い人生を、今も過ごされています。
毎年 肺炎で日本人は10万人単位で亡くなってきている中、どうして偏見や差別、迫害がされるのか、非科学性に驚く他ありません。