健康経営に長けたメンタル産業医集団で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)のパートナー産業医である奥田弘美医師が、日経Gooday にて複数の産業医経験を踏まえたメンタルケア・ヘルスケアに基づいた連載を執筆しています。
初回 2017年2月2日号では、仕事のことが頭から離れず、あまりリラックスできなかった場合や不安や焦りを感じている場合にあたる「過緊張」と呼ばれるストレス兆候の特徴とメンタル不調にならない対処法として、最近、耳目を集めている「マインドフルネス」を、しかもわずか1分でも効果がある取り組み方を記載されています。
出典:こちら「メンタル産業医」相談室.働く人に多い「過緊張」、1分間マインドフルネスで予防を
呼吸への意識は残しつつ、雑念を一つずつ消去していくことで、緊張を強いる思いや気持ちから身体や心理を剥離させ、結果として緊張が緩和され、ストレス感が軽減され、「今、ここにある」という意識状況を作り出すことができます。従ってメンタル不調をも防止しえます。更にこれら雑念が消去されると、心理的自然体になれることから、集中力や意志力を高め、業務遂行力をも高める効果が得られます。
マインドフルネスとは
この「マインドフルネス」とは、座禅から宗教性を削ぎ落し、自律神経の調律が可能で、交感神経優位な状況を副交感神経とバランスをとることが可能になることから、多くの書籍で紹介されるに至っています。合同会社パラゴン代表も「メンタル不調者のための 復職・セルフケアガイドブック」(金剛出版)151ページにおいて、「ラベリング」や「ジャーナリング」という手技紹介も含め、1ページで解る記載をしていますのでご一読をお勧めします。
参考サイト:メンタル不調者のための 復職・セルフケアガイドブック