健康経営に長けたメンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)がお送りする、ストレス耐性を高めメンタルヘルスを増強する方法を紹介するシリーズ「レジリエンスを高める」 第6回目は、ポジティブ心理学でも取り上げられる「フロー(flow)」について記載します。
フローとは、ミハイ・チクセントミハイにより打ち出された概念であり、ひとつの活動を行う際の内発的に動機づけられた、時間感覚を失うほどの高い集中力、楽しさ、自己の没入感覚で表現されるような意識の状態や経験です。
コンサルタント会社でいうところの「ストレッチ」・・・・自分の能力と比して高すぎることもなく、逆に低すぎることもない、いわば均衡した課題に対して挑戦したり実践することで、自身の技能が一つ 上の段階へ高まり、更にその技能に応じた 一段階 高いレベルの課題に 挑戦したり実践することと通じます。
日本人大学生を対象とした検討結果でも、挑戦するレベルと、挑戦者の能力とが、相対的に高いレベルで均衡している際に、「フロー」が最適経験として知覚されることが判っています。
また、経営者の中には「フロー経営」という概念を打ち立てた方もいます。
「フロー」の概念を設立趣意書に掲げた企業もあります(合同会社パラゴン代表も1999年ごろその企業にて健康支援システムの基盤整備に従事していました。そのシステムがありながら生産性が上がらず、投資した株は15年経過しても未だに売却出来ずに困る事態になっているのかの理由は参考サイト:ここにあります。またこの方による幸せな人生については、こちらにあります)。