メンタルヘルス増強|レジリエンスを高める⑮(15/09/15) 健康、フィットネス、Well-Beingの定義からポジティブ心理学へ
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メンタルヘルス増強|レジリエンスを高める⑮(15/09/15) 健康、フィットネス、Well-Beingの定義からポジティブ心理学へ

2015年09月15日(火)10:30 PM

ストレス耐性を高めメンタルヘルスを増強する方法を紹介するシリーズ「レジリエンスを高める」その15

前回&前々回と応用編でしたが第15回はまた基礎に戻ります。

今回は健康、フィットネス、Well-Beingの定義から、それらを構成する要素と関係が深いポジティブ心理学に関して俯瞰してみたいと考えております。

健康(Health)

健康とは、肉体的、精神的、社会的に、そして霊的にも十分に健全(安寧)なことであり、単に疾病や虚弱ではないということではありません。

病気や怪我の対語として語られがちですが、現実はそうではありません。なぜなら、病気や怪我を治したとしても、病気ではなくなったり、怪我が治っただけであり、健康になったことにはならないからです。従来の疾病モデル・・・病理構造を基盤とした疾病論では、健康を語るにはどうしても限界があることが理解可能です。

対して健康を増進することに視座を置いてみましょう。どうでしょうか。病気を治しても健康になるわけではなかったのでしたが、健康を増進しておくと、対極にある病気には罹りにくくなりますし、また、怪我もしにくくなります。
なお、疾病モデルの対語としては「salutogenesis」(Aaron Antonovsky,1979)があります。小田(1996)により『健康生成論』と訳されています。健康~病気  という一連の流れの中において、人々を健康の方へ導く要因を明らかにしようという理論です。

フィットネス(Fitness)

フィットネスという言葉は、元来、「適合」や「適切」という意味ですが、現在では「健康な生活を営むために必要な能力」という意味で使われています。先ほどの健康生成論に基づいて考察するならば、「フィットネス」とは、疾病モデルを超越し、健康極へと導く 強さ(Strength)や長所(Virtue)と呼ばれる、ポジティブな特質、資質、資源と目することも可能です。このポジティブさを強化する心理学的な理論・研究・実践体系が「ポジティブ心理学」(Seligman,2002)と定義づけられています。そう考えるならば、人が健康な生活を営むために必要な能力がフィットネスであり、その心的要素を体系化したものがポジティブ心理学であると位置づけられましょう。

 

Well-Being

そもそもBeing Wellたるためには・・・・良い存在や良い人間・・・理想的な人間とはどのような存在なのかという問いへの回答が必要になりましょう。
アメリカでの回答としては人生の満足度、肯定的感情の頻度、または否定的感情の欠如が挙げられていました(Diener, et al,1999)。
また、人生の意義(Meaning in life)、良好な人間関係、有能さ(Competence)、自立(Autonomy)と定義する者もいました(Ryan&Deci,2001, Ryff& Singer,1998)。
他には、感謝(Gratitude)や賛美(Admiration)を挙げる者もいます(Keyes&Haidt,2002)。

◇衣食足りて礼節を知る・・・・ことからも、基本的欲求の充足や安定感があってこそ との主張もありました(Oishi et al.,1999)。確かに日本の憲法には、主権である国民における幸福追求権を保障しています。

well-being・・・・理想的な人間としての在り方や、健康を基盤とした理想的な幸福追求権を確保し続けられる人生とは・・・・・ このシリーズを通じて読者の皆様と共に、考えていけたらと考えております。

 

 

 

 

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