メンタル産業医による平成28年度全国安全週間の解説
健康経営に長けたプロフェッショナルなメンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)が全国安全週間の意義と目的を解説します。
労働災害を防止するための産業界での自主的な活動を推進するとともに、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としています。全国安全週間は2016年時点ですでに89回目を迎えています。
労働災害は長期的に減少し、平成27年は初めて年間の死亡者数が1,000人 を下回りました。一方、休業災害を含む労働災害全体では、十分な減少傾向にあるとは言えません。特に、近年の産業構造の変化に伴って拡大を続ける第三次産業などでは、職場の安全に関して自ら取り組む意識がまだまだ十分であるとは言えず、労働災害が増加傾向にあります。また、経験が浅い労働者は職場に潜む危険を察知 できないことが懸念されています。
このような背景を踏まえて今年度のスローガンでは、安全な職場環境を形成するために、同じ職場にいる労働者全員で早期に危険要因を発見・改善・見える化し、事故の発生を未然に防ぐことを呼びかける「見えますか? あなたのまわりの 見えない危険 みんなで見つける 安全管理」になりました。
要は リスクアセスメントを 国はさせたいということですので、事業場は積極的に取り組みたいところです。
出典:厚生労働省.労働災害を防止するためリスクアセスメントを実施しましょう労働安全衛生法が改正されました(平成28年6月1日施行)
その後押しのためにと厚生労働省は、7月1日(金)から7日(木)までを「全国安全週間」、6月1日(水)から30日(木)までを準備期間として、各職場で産業医による巡視やスローガンの掲示、労働安全に関する産業医による講習会の開催など、さまざまな取組を実施させる予定になっています。
出典:厚生労働省.平成28年度全国安全週間実施要綱
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