中長期なキャリア形成を支援するためのキャリアコンサルタント向け研修とは
これまでもメンタル産業医命名者が創設した合同会社パラゴン(東京都港区)は、健康+幸福=健幸。健康経営だけでは不十分。健幸経営を目指すべきで、その幸福には職業的充実ぶりが欠かせないとの想いから、キャリアコンサルタントによるキャリア・アンカーに基づいた就労支援に尽力してきていますし、そのことを書籍や文章で世に示してきています。
出典:Let’s 職場環境改善!Vol.15コロナ禍や熱中症対応も可能なメンタルヘルス支援とは.損害保険労働組合連合会.GENKI No.151
それは医療モデルで解決しようにも限界があり、その分は生活モデルで解決しえることがわかってきているからです。
実際、企業レベルにおいても、インターンシップできた学生に対して、ジョブ型雇用を指向してもらうような触媒となるような錬成カリキュラムを整え、かつ、学生を職場の触媒として活用するような事例も出てきています。
参考:人的資源管理|イノベーションと成長のための人材育成と働き方
そこで今回は、より生活モデルに立脚した支援が可能となる「中長期なキャリア形成を支援するためのキャリアコンサルタント向け研修」を紹介します。
雇用保険の教育訓練給付金制度(専門実践教育訓練と特定一般教育訓練)で受給資格を得るために必要な訓練です。
出典:令和4年度 厚生労働省委託事業|中長期的なキャリア形成を支援するためのキャリアコンサルタント向け研修
訓練対応キャリアコンサルタント向け研修<修了希望者>としての申込みを希望する場合のみ、受講資格には職業能力開発促進法第30条の3のキャリアコンサルタントであり、受講の意欲がある方になっています。
若者応援キャリアコンサルタント育成研修、
IT分野の能力開発に関するキャリアコンサルタント向け研修、
中高年齢者支援のためのキャリアコンサルタント向け研修、
外国人支援のためのキャリアコンサルタント向け研修は、キャリアコンサルタント登録証の所持にかかわらず誰でも受講可能です。
<訓練対応キャリアコンサルタント向け研修>
■訓練前キャリアコンサルティング、訓練対応キャリアコンサルタントについて
専門実践教育訓練及び特定一般教育訓練(※)を受講し、給付金の支給を受けようとする場合、訓練講座の選択に当たり、受講希望者本人の経験や能力を踏まえ、訓練の受講が今後の職務に活かせるものとなるよう、キャリアコンサルティング(訓練前キャリアコンサルティング)を受ける必要があります。 訓練前キャリアコンサルティングに従事するための要件を満たした者を、「訓練対応キャリアコンサルタント」と呼んでいます。
※専門実践教育訓練給付制度・特定一般教育訓練給付制度
雇用保険制度における「教育訓練給付制度」(2003~)とは、一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者だった離職者が、厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練講座を自己負担で受講したときに、教育訓練にかかった経費の一部について、ハローワークから給付金の支給を受けられるという制度です。 教育訓練給付制度が拡充されたことは以下で紹介しております。2014年10月から「専門実践教育訓練給付」、201910月から「特定一般教育訓練給付」が創設・拡充されてきています。