メンタル産業医は名画から、描かれた人情の機微を学ぶことで、産業医契約先の労働環境を改善し、そこで働く労働者のレジリエンスを好転する工夫を重ねています。名画が、なぜ多くの観客の心を掴んだのか、背景に思いをはせることによって。
名画座として知られるシネマヴェーラ渋谷が「ルビッチ・タッチ!Ⅱ」を2017年4月22日から5月19日まで実施していました。
うち「極楽特急」は4月30日の日経新聞名作コンシェルジュにて紹介されていました。
メンタル産業医で知られる合同会社パラゴンとしては、同時上映の「街角 桃色の店」を紹介します。
妻の不徳を疑った社長による嫉妬や不徳を知っての発作的自殺企図、ジェームズ・スチュアート演じる不徳を疑われた販売主任クラリックが理不尽な解雇処分を受けるシーン(今でいうブラック企業)、
ペンパルが現われなかった事から抑うつになる店員クララ・・・・ストレスによるメンタル面への悪影響を改善するのに同僚からの支援や本人が持つレジリエンス向上性・・・これらを学ぶのに良い映画です。
あいにく今回のイベントでこの「街角 桃色の店」は5月2日と5日のみですが、5月19日までは小道具使い、洒落たシャレ、神髄レベルのコメディの真髄といったルビッチ・タッチが堪能できること、きな臭い日本海を忘れるひと時を味わえました。
なおトム・ハンクス、メグ・ライアン主演の映画『ユー・ガット・メール』You’ve Got Mailは、現代版リメイクです。