地球温暖化に伴った熱中症による死者や搬送者は年々増加傾向にあり、労働災害でいうならば2018年夏には全国で1178人が(うち死者は28人)が、2020年には959人(うち死者は22人)と熱中症による死傷者数は毎年のようn千人前後、うち20人以上も死亡者が出続けています。
ただでさえ暑い夏、メンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)代表による熱中症対策記事が「企業実務」誌2020年8月号に掲載されています。中でも「熱中症警戒アラート」や、自身の身体から把握できる指標を3つをコロナ対策との両立対策として3ページで紹介しています。
参考サイト:「企業実務」誌にメンタル産業医の命名者による「熱中症を予防するためのポイント」掲載
熱中症警戒アラートとは
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)という「暑さ指数」と呼ばれる指標を基に、熱中症を予防することを目的として環境省は「熱中症アラート」という注意啓発を発表2020年より発しています。
このWBGT値(暑さ指数)が28以上になると熱中症が著増するからです。
なおWBGTとは1954年にアメリカで提案された指熱収支という、人体の熱収支に与える影響の大きい< ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温>の3つの熱収支に関する指数を取り入れた指標です。
発表は1日2回、前の日の夕方17時と、その日の朝5時に行なわれます。発表の後に、天候が変わっても、発表の追加や取り消しはありません。
むろん、このアラートが出ていなくても熱中症は発生します。発生したら致命的なため、予防することが大切です。