2014年11月20日に持田製薬本社にて開催された「第8回M・L研究会」の内容をストレスチェックの有効活用だけで健康経営優良法人認定が可能になる産業医支援を提供している合同会社パラゴン(東京都港区)が紹介します。
この会の名称にあるMはmedical LはLegalの略で、毎回、産業医を対象に、産業精神保健における課題を、
第一線で活躍している 法律家と研究者に対応方法を紹介してもらう会です。
二回目の今回は、研究者としての第一人者として登壇された慶応義塾大学 ストレス研究センター長 加藤元一郎教授による
「産業医とメンタルヘルスについて -うつと発達障害―」という講演内容を紹介します。
加藤教授より紹介された発達障碍の特徴は以下でした。
【歴史上の人物】ダヴィンチ、アインシュタイン、エジソン、ジョン・ナッシュ
【特徴】知能は平均以上で、特異的な能力を発揮する場面がある。
一方、他人の心を詠むという前頭葉内側面の社会脳の障害のため、他人の表情に無頓着といった対人相互反応において、中でも言語コミュニケーションに障害がある。
具体的には話がまわりくどく、文脈が読み取れなかったり、話題が逸れていく事で把握しやすい。
また、自身の興味や衝動に基づいて行動する。
【健康管理】2-8割に気分障害が随伴してしまう。 また、4-10%に てんかん が合併しているため、脳波測定は必須。
【労務支援】 思い込みやこだわりの強さに対しては、論理的に説明する。 円滑な対人関係や器用さは求めない。 明確な指示を出す。
【参考情報]
弊社代表社員は、以上の情報のうち、より実際的な労務支援方法を『メンタルヘルスマネジメント』誌 2014年8月号に記載しています。
また、この障碍をお持ちの方への実践的な対応方法・・・判別する尺度の紹介から労務管理まで、豊富な対応例という根拠を元に相談に乗る事が可能です。
仔細は以下、問い合わせまで
出典:職場におけるメンタル疾患の発症予防と改善方法について 【後編】―定期健診時メンタルチェック法定化後の保健指導のあり方とは- メンタルヘルスマネジメント2014;2(6):52-57