健康長寿の実現を目指して|第30回日本医学会総会2019中部報告②認知症ちえのわnet
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健康長寿の実現を目指して|第30回日本医学会総会2019中部報告②認知症ちえのわnet

2019年04月30日(火)2:23 PM

「第30回日本医学会総会2019中部」にて紹介されていた、健康長寿(Productive Aging)に関する情報を、21世紀のメンタルヘルスとは介護支援でも最適解を提供するのがメンタル産業医と公言してはばからない健幸(ウェルビーイング)経営支援型プロ産業医集団 合同会社パラゴンが紹介するシリーズその2です。

今井眞一郎教授@ワシントン大学医学部より

哺乳類の老化・寿命制御システムとしてNAD-Worldが解明されてきている。それは
①視床下部が高次の老化のコントロールセンター
②老化とeNAMPT量は反比例関係にある。
eNAMPTはNAD+合成の主要酵素の細胞外での形。脂肪細胞から分泌される。
NAMPTの主要反応産物(NMN:nicotinamide mononucleotide)が、マウスだと紅斑かつ顕著な抗老化作用を示す。
③SIRT1が老化・寿命盛業な重要な役割を果たしている。

それらの所見からみたら、抗老化には、以下がカギ。
1.視床下部の安定化:規則正しい生活
2.起床後の血糖値上昇:朝食摂取
3.脂肪の分解とアディポネクチン増加:運動の実践

 

 


「2-2-8 認知症と正しく向き合うために-予防と治療のシンポ」より


1. 認知症と診断されていても、画像診断上は2割が偽陽性、認知症との診断がなされてはいなくても、剖検上は4割が偽陰性というように、確定診断を下すことが難しい病態が認知症。

2.レビー小体型認知症の特徴:行動異常、病状の変動が日内~数か月単位である、転倒しやすい。

3. 前頭側頭型認知症の特徴:食行動異常が出やすい。


4.65才以上でみると、BMIが25を超す人の方が、認知症になるリスクは4割近く減っていた。

5.「認知症カフェ」が、今や全国で6千か所以上、運営されている。困ったことがあったら、何でも相談を寄せると良い。

6.認知症ちえのわnet

認知症の支援者が、認知症の支援者のために、認知症の人におこる様々な症状に対する対応法を持ちより、持ち寄られた対応法を、統計的手法により、その妥当性検証を行うことで、「うまくいく」確率として推薦できる支援の優先度を紹介するサイトです。



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