ストレスチェック制度導入支援に長けた産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)にて確認されてい無料版ストレスチェックの限界を記載します。
1.57項目版までしか作成されていないため、ネガティブ指向の質問尺度の限界から、いきいき働きやすい職場づくりにまで導けません。
→調査票開発者からして、疑念を呈していたこと、以下で紹介済
参考サイト:ストレスチェック その6|ストレスチェックで使われる質問項目は80項目版が実質標準に
1’. 関連しますが、うち、経済産業省による健康経営優良法人の認定は相対評価なので、、80項目版を実施している企業が多数派になれば、57項目では認定されにくくなります。実際、医療機関でも80項目版を導入するところがあるくらいです。
2.クラウド時代に、クラウド非対応。
→ダウンロードかつインストールできた機器内完結型です。
→機器によっては、ダウンロードできなかったり、ダウンロードはできても、インストールできない機器も出ています。
従業員が千人いる企業だと、千人がダウンロードかつインストールできた1つの機器を使うか、ダウンロードかつインストールできた機器10台用意し、1台ごとに100人が使い、使った後、その10のデータを統合する必要が生じます。
→誤消去や、統合ミスで、ご破算となるケースも確認されています。
→誤消去してしまったり、統合ミスしてしまうと、再度、ストレスチェックを該当する従業員に対してやりなおさせる必要があり、それが高ストレスの原因となるという、失笑を買う事態も生じています。
出典:キャリアコンサルティングに活かせる 働きやすい職場づくりのヒント. 金剛出版
2018年頃、国家のその基盤である統計を偽っていたばかりか、隠蔽しようとしていたという欺瞞が生じていました。非民主主義国家や不祥事を起こす経済第一安全は二の次のような営利追及至上主義ブラック企業と同列のような事態が生じています。
例えば以下のように基本的人権を尊重するための支援策にまでにも影響が出ていました。
【労災保険】
(1) 令和元年8月から令和2年7月までの期間及び令和2年8月から令和3年7月までの期間に適用される労災年金スライド率及び一時金換算率に影響が出ます。
(2) その結果として、令和元年8月以降の期間に遺族(補償)年金及び障害(補償)年金の差額一時金の受給者の一部の方のお支払い額について、追加給付が必要となります。その影響を概算すると、約120人程度、一人あたり約4200円程度、対象の方全体で合計50万円程度になる見込みです。
個々の受給者の追加給付分については、所要の準備を整えて再計算し、対象となる方・給付額を具体的に特定した上でできる限り速やかに順次追加給付を行います。
(3) また、令和元年8月から令和2年7月までの労災年金給付分の一部(約150人)について、一人平均年額200円程度の引下げ、令和2年8月以降の労災年金給付分の一部(約6万人)について、一人平均月額80円程度の引下げ、令和元年8月以降の障害(補償)一時金、遺族(補償)一時金、葬祭料給付分の一部(約100人)について、一人平均1700円程度の引下げが生じる見込みです。なお、修正の適用前にお支払いした分については、回収は行いません。
(4) スライド率及び一時金換算率の改正については、所要の準備が整い次第、本年12月分から適用できるように措置します。
・・・他 省略
無料のストレスチェックを使っている企業や、それを薦める衛生管理者には再考を促したく。