どんな産業医なら更新して構わないのか
産業医大卒で産業医大ソリューションズ代表取締役の亀田高志先生によると全国で1000人程度しかきちんと対応出来る医師はいないとか。
下記書籍44ページにはこうあります。
“既存の業界以外からの参入が相次ぎ、突然、大手メディアに広告が出始めました。さらに、ストレスチェック単体を1件数百円という触れ込みで売り歩く営業担当者が多数現れ、
「早めに決めましょう!」
「今なら、〇〇〇円です!」
「ほかより安いです!」
等と、会社等の責任者や担当者にプレッシャーを掛けるように” なっているとか。
そのようなところと契約したもののきちんとした対応が期待出来ない産業医をあてがわれても・・・・ブラック企業と揶揄されかねない危惧があるのを、どう防止出来るのか・・・・・
出典:亀田高志.ゼロから始めるストレスチェック制度導入マニュアル.労務行政,2015年10月15日初版
ストレスチェック制度は、エクセルさえ扱えたら実施事務従事者になれる手軽さから、多くのシステム開発会社が参入していて、マイナンバー制度導入と抱き合わせ販売している業者さえ確認出来ました。
背景としては確かに厚生労働省によって「外部専門機関の整備・育成等事業」が以下を目的として実行されていました。
でも待ってください。それで良いのか産業医科大学堀江教授によって問題視されていました。
実際、驚きのケースが散見されています。どんな産業医を選んだら良いのか、選んだ産業医と更新してよいのか吟味が必要です。
今後、それらの例を挙げることで警鐘を鳴らすことにしてまいります。
【事業所状況】
そこは常時勤務の労働者が50人を下回っている営業所が同一都道府県に複数あり、同一都道府県にて合計すると50人を超えることから、助成金の対象になる都道府県が多数ある企業です。
【ストレスチェック制度提供業者状況】
助成金の紹介もなく、面接医の紹介も出来ませんでした。別の医師斡旋業者が後日、その事業所を訪れました。
弊社代表社員が産業医と知り、「良かったですね。その先生にしてもらっては」と言い残して立ち去ったとか(@@)
【教訓】
ストレスチェック制度の助成金制度について健康経営に活かせるストレスチェック制度活用が可能なメンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)は2015年5月の時点ですでに紹介済です。また「先見労務管理」誌2015年11月10日号に助成金に関する紹介記事を掲載してもらいました。
出典:堀江正知.職場のメンタルヘルス対策としてのストレスチェックの法制化.健康開発18(3):17-39,2014