健幸経営 産業医|社会構想大学院大学にて学ぶ

明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ

 
マハトマ・ガンジー

資本主義社会であれば、その大きな構成員に法人があります。その法人の存在価値を計る手段に資産という概念があります。
その資産には有形資産と無形資産があります。有形資産とは、工場という立地性を伴う敷地、その上に設営された設備や製造装置、商品を製造するための材料や具材、製造された仕掛品や製品・商品、それらを保存する倉庫や陳列するショールームです。

他方、無形資産の最たるものは人財です。他にも知的財産や製造ノウハウ、技術や技能、テクニックといったソフト面での資財が含まれます。

同級生が270万人もいたような団塊世代の方々からすると、採用した人財が、人在に代わっていくものとは思いもよらなかったものでしょう。

しかし「働かない小父さん」という言葉が物語るように、

内部留保した資金を、社内研修や社内教育を通じた「資格マイスター制度」といった制度化や、それに向けたキャリアコンサルタントによるコーチングを提供することで、学びの仕掛けづくりがあれば良いです。でも、内部留保を積み重ねるだけでPBRを1倍以下に下げるだけの、つまりは人的資産への投資を怠ってきたのか、もしくは大学が、実用性に乏しい、研究費獲得のための研究者の巣に変貌してしまったからか、むろん、過重労働で勉強どころではない/勉強していないから過重労働するしかない、社員に投資しないから過重労働のままといった状況が続いていました。

これでは「関係資本」の蓄積さえ得られません。

生産性低下×人口低下=GDP低下

国家の体制や社会生活における文化活動の維持すら困難になっていく推計がされています。

 

改革にはイノベーション。そのイノベーションを招くには、「マージナルマン」 という、異文化や異業種、異なる価値体系や学問体系を履修してきた立場の方が、触媒や酵素のように、「ケミストリー」といいますが、化学反応を引き起こす必要があります。

会社の構成要員である社員の成長は会社の成長の構成要因でもあります。

数式で表示するなら

∫社員の成長dt= 会社の成長

Σ社員の評価向上=会社の評価向上

 

簡単な話なのに、内部留保を人的資産に割り振ることの少ない企業のなんと多いことか。今も新橋の飲み屋で グダをまく方々のなんと多いことか。

自身に期待し得るものは、他力本願や他罰的にはなりにくいもの。 チャレンジという、いどむことは自身の持つ「可能性」を発現する/させる とっかかりです。この「可能性」とは今や現状を変える力で、Adoによる「新時代」で提唱された内容とも同旨です。

新時代はこの未来だ
世界中全部 変えてしまえば 変えてしまえば…
ジャマモノ やなもの なんて消して
この世とメタモルフォーゼしようぜ
ミュージック キミが起こす マジック
目を閉じれば未来が開いて
いつまでも終わりが来ないようにって

出典:Ado 新時代 歌詞 – 歌ネット

 

日本経済研究センターによる中期経済予測でも、「自前主義脱し 事業革新を」と、石井達也氏(同 主任研究員)が述べています。「日本企業が自前主義から脱却し、海外との連携を進め、国内外の人材によるイノベーション(技術革新を拡大する(こと)により高付加価値な製品やサービスを生産し、適正な価格で販売することが可能となり、継続的な収益増加と実質賃金引き上げが実現する」
「副業受け入れの機運推進を皮切りに、社内外の連携へと経営マインド転換を促す。海外企業との連携も活性化し、社内外の人材を活用したオープンイノベーションを拡大することが必要条件だといえよう」。

出典:Analysis.日経新聞2023年4月7日朝刊

さて2023年3月期以降の決算から、有価証券報告書にてジンザイへの投資額を情報開示することになった中。

社員一人ひとりの価値や対外的評価が高まることが可能となるような人的資本投資を行えば、その社員は自らを誇り、投資してくれた組織に恩義を感じ、つまりはエンゲージメント(帰属意識)は高まります。

さてそんな中、健康であるのは当然、個々人の幸福を追求する支援まで提供するのが健幸(ウェルビーイング)経営だと再定義したのが健幸経営支援型産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)です。イノベーションの算出方法が、研究された末、教育界から紹介されていることに期待を持ち直しました。

参考URL: 人的資源管理|イノベーションと成長のための人材育成と働き方

 

そしてWBCでの20代から30代の侍ジャパンの面々が、大リーガだらけのメキシコはおろか、アメリカチームにも勝ちました。

未来に夢を持ち、明るい展望を抱き、それに向けた計画を持ち、仕事へと、「back to the bed」よろしく臨床研究結果や成果を還元しつつ、のみならず「back to he bench」よろしく抽出された課題に対しては 新たな仮説を形成した上で、検証するというPDCAサイクルを実直に、真心を込めて回すことで、確実かつ着実な成長と発展を遂げていく可能性は高められましょう。

日頃、人的資源管理や人的資産経営は時代遅れ。今は人的資産価値を高めるという、人的資産経営を行いましょうということを「人的資源管理の人的資産投資化|リカレント教育の必要性」 にて提言していた立場。

病気が元気になり、気力が充実すると気迫もみなぎりましょう。リカレント教育を受けたリスキリングした同志が学んだ同士集まると、良い気が満ちてくることで和気あいあいと士気も高まっていくもの。

Σ元気=士気↑ 

そこで学校法人 先端教育機構 社会構想大学院大学 実務家教員養成課程に入学することになりました。

 

医師がその意思を以って医師法第1条に基づいた保健指導を行うことは、教育を行うことに他なりません。

相手が人であっても法人であっても、より良くなってもらいたいという意思はあっても、良くさせ方という、教育体系や教育内容は、雇用管理研修コミュニケーションスキルコースの講師を数会場、担わせてもらうことで自ら培い、工夫すること以外、学んだことはありません。

教育内容の編成や練成方法を学ぶことが、合同会社パラゴンの提供するサービスというコンテンツの内容の改良や改善に寄与しうるものと期したからです。

なお、ご存知の方は多くいらっしゃることでしょうが、理事長は連続企業家として知られる東英弥氏です。

オリエンテーション

4月15日に土曜オンラインコースを対象とした、文字通りオンラインでのオリエンテーションがありました。

その場で受講者として以下の2つの心構えを学びました。

1:【教育者としての責任感を持つ】

教わるという受動的姿勢ではなく、教えるために能動的に学びに来た立場である以上、先行研究を調査する等の不断の学習姿勢の保持が肝要であり、当コースの学習はゴールではなくスタートだという意識を持つ。

→講義も、そして質問や宿題も全てネットで完結することに、エデュケーショナルテクノロジー(ED Tx)ぶりに感嘆しました。

2:【相互協力】

心理的安全が確保された場づくりと、対等な立場で多様な意見や考えを交換する機会ととらえることで、自身の未来における可能性を「拡げる」機会として活用するという学習態度を持つ。

→班分けされていた方々は、職業も参加地も多様性を持っており、実に楽しみで、学習に対して前向きな気持ちになれました。