労働経済から考える健幸経営その②|産業医と「失われたX0年」を検討

 「あれからX0年~」

2015年9月2日に、日本の生産年齢人口は1995年の8717万人をピークに右肩下がりとなり、2020年8月時点での総務省統計局による「生産年齢人口(確定値)」は7460.6万人と、対ピーク比では85.6%と すでに1,256万人も減少しています。
未来の人口推計でみてみると、2035年の生産年齢は6343万人と、ピークから2,374万人も減少することが見込まれています。このように、国家的危機を健幸経営に長けたメンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)は産業医としての契約先に紹介して対応を検討してもらっています。

出典:総務省統計局.人口推計(令和2年(2020年)8月確定値,令和3年(2021年)1月概算値)

最初のグラフは1995年のサラリーマンの平均年収は1965年の11倍に上っている連合調査結果です。年収推移

1995年以降の推移はどうなっているでしょうか。

それが次のグラフです。

1995年を100とすると、所定内賃金は92、賞与・一時金は72、合計した年収は86%へ低下しています。

ここで95年以降は減少する一途経済の原理である需要と供給曲線を思い出してみましょう。普通、供給が減れば、価格は上がるものです。
労働力の供給である生産年齢人口がこの1995年から2020年度に25年で14%も減っていました。であれば、年収は増加しておいても良いはず。しかしながら86%へ減っています。こうした矛盾はどうして生じたのでしょうか。

健幸(ウェルビーイング)経営支援型産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)を創設した櫻澤博文は、市民疫学者として、それも誤用する御用悪疫学者もいる中、有益学者たりたいと、このような公衆衛生上の課題を見据えた健康講話や講演を講師派遣や講師紹介業を通じても提供しております。

参考サイト:あなたの主治医・産業医はどちらを追求?:<科学 or 経済>的合理性推定サイトの紹介