こちら「メンタル産業医」相談室(3):長時間労働はなぜ悪いのか? (17/03/08)

健康経営に長けたメンタル産業医集団で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)のパートナー産業医で「メンタル産業医」として日本でも第一人者の一人である奥田弘美医師が、日経Goodayにて複数の産業医経験を踏まえたメンタルケア・ヘルスケアに基づいた連載を執筆しています。その第3回目こちら「メンタル産業医」相談室は「睡眠時間の低減」にまで至った結果、どのようにストレスがメンタル失調の病理構造になるのかを日経Goodayの“こちら「メンタル産業医」相談室”にて解説されています。

出典:長時間労働はなぜ悪いのか? 医師が明かす「その怖さ」の理由。日経Gooday

メンタル失調を防止するにも睡眠時間確保が大切です。ストレス軽減には長時間労働や過重労働は避ける必要があること、働き方改革推進本部まで政府は設置しています。

出典:都道府県労働局働き方改革推進本部の設置について

思うに長時間労働がなぜ、日本で問題にされ、合同会社パラゴン代表がBSフジ プライムニュース『「過労死」なくせるか 再発防ぐための方策は』にてその社会医学的病理構造について医師として見解を述べるに至ったのか?
その点に関しては、わが国の商習慣や ひたすら こだわりぬく姿勢も同番組内でも議論されていました。

過労死等防止対策推進シンポジウム熊本会場
これら悪しき商習慣を改善することでストレスフルな状況からメンタル不調を招かずに済むのか、その背景構造を奥田医師の記載は理解しやすくなっていますので一読を賜ると共に、悪しき商習慣に関しても前例踏襲という、つまりは問題の先送りという、改善しない「ブラック企業」や、それを見逃すような「ブラック産業医」を見分けるリトマス試験紙として使う事業所も出ることを期待しています。