首都圏における風疹急増に関する緊急情報の解説(18/09/05)
トップページ > 首都圏における風疹急増に関する緊急情報の解説(18/09/05)

首都圏における風疹急増に関する緊急情報の解説(18/09/05)

2018年09月14日(金)10:35 PM

 

首都圏における風疹急増に関する緊急情報(2018年)9月5日号が発信されました。

 

Q:どうして風疹が、未だに流行するのか?

1977 年8 月~1995 年3 月までは中学生の女子のみが定期接種の対象でした。

2018年9月1日現在、39歳5か月以上の男性は定期接種の対象とはされていませんでした。

 

中学生の女子だけ定期接種の対象と判断した「専門家」、我々は単性生殖だと思い込んでいたのでしょうか。

もしくは、感染源という加害者になりえる男性を、加害者にしたかったのでしょうか。

 

お蔭で今回、感染が報告された患者の94%(341 人)が成人男性で、成人女性の4.1 倍も感染率が高い結果です (男性291 人、女性71 人)。

 

特に予防接種の対象ではなかった年代を含む現在30~40 代の男性に多く感染者が集中しています(男性全体の64%)。産業医をする企業でも、影響が懸念されています。

 

妊娠20 週頃までの女性が風疹ウイルスに感染すると、胎児にも風疹ウイルスが感染して、眼、耳、心臓に障害をもつ先天性風疹症候群の児が生まれる可能性があります。

前回流行した2013 年度でみると、14,344 人の全患者報告中、関連した先天性風疹症候群は0.313%と45人も確認されました。

 

妊娠中は風疹含有ワクチンの接種は受けられず、受けた後は2 か月間妊娠を避ける必要があることから、女性は妊娠前に2 回の風疹含有ワクチンを受けておくこと、妊婦の周囲の者に対するワクチン接種を行うことが重要です。

また、30~50 代の男性で風疹に罹ったことがなく、風疹含有ワクチンを受けていないか、あるいは接種歴が不明の場合は、早めにMR ワクチンを受けておくよう奨めます。

風疹はワクチンで予防可能な感染症だからです。

 

 

なお男性が次世代に後遺症が波及するような感染源となりえる感染症としてはジカウイルス感染症がしられています。

 

対策情報は厚生労働省が「ジカウイルス感染症について」としてまとめています。

 



«   |   »

産業医契約が必要な企業様へ


合同会社 パラゴン
モバイルサイト