「働き方改革関連法」施行記念:医師会認定産業医にメンタル産業医学創始者が勧告権骨抜き法案対応方法を講演

メンタル産業医学の創始者である合同会社パラゴン(本社:東京都港区)代表社員 櫻澤博文(医師・労働衛生コンサルタント)が、働き方改革関連法への対応も可能なストレスチェック制度の活用方法を紹介する三重県医師会主催産業医研修会「ストレスチェック 高ストレス者への対応」の講師を務めました。
150人の定員に対して事前申込みだけでも180名を超す参加申し込みがあり、同医師会主催産業医研修会では2年連続定員を超す参加者を集め盛況でした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【依頼背景】
「働き方改革関連法」(以下、関連法)にて産業医には労働時間の確認や衛生委員会での議案提案と、対応範囲が拡大しました。それと共に、誠実な職務遂行義務や、事業者への勧告を実施する際には事前に事業者へ相談しないといけなくなったりと、その責務は一段と厳格化されました。
当社代表は147の事業者に対してストレスチェック制度での実施者を担当しながら、今年4月1日の関連法施行に対応する仕組みを契約先に提供しています。
そして著書『ストレスチェック面接医のための「メンタル産業医」入門』(日本医事新報社)


を18’年10月に改訂することで、広く世間にその具体的方法を紹介しています。

【講演内容の概略】
医師会認定産業医として備えるべき対策として以下を紹介しました。

1:高ストレス者との面接時、相手の満足度を高める工夫
①表情、身なり、そして雰囲気から掴む相手の心理状態
②精神科を非専門医だからこそ提供可能な、投薬に頼らない本質改善
③高ストレス者でも日ごろから簡単に実行できる生活習慣改善

2:関連法制定にて高まる産業医の義務と期待に応える方法
①事業者から喜ばれる最高20万円の助成金の貰い方
②80項目版「新職業性ストレス簡易調査票」の持つ威力
③労働者自らが、自らのために、自らでイキイキと働きやすい職場づくりができる仕組み
④高まる事業者責任をも上手にリスクヘッジ可能な方法

3:経済産業省認定「健康経営優良法人」に認定される方法
①衛生管理者と「キャリアコンサルタント」との協働
②発達障がい者の就労支援
③休職者の復職支援体制の整備
④先行する他社事例が多数含まれたヒント本の紹介

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

合同会社パラゴンの概要】
社名  : 合同会社パラゴン
本社  : 〒107-0062 東京都港区南青山5-17-2 シドニービル502
代表者 : 櫻澤 博文
事業内容: 官公庁・企業の健康管理部門請負全般、
特に
(1) メンタル産業医による休職前・休職中・復職前・復職後支援提供
(2) 「健康経営優良法人」認定制度への申請支援、
(3) ストレスチェック制度の構築・運用・実施者対応

 

勧告権 骨抜き事件の真相

2017年 第102回労働政策審議会安全衛生分科会で取り上げられたのが発端。

出典:2017年4月20日 第102回労働政策審議会安全衛生分科会

 

 

翌月開催の第103回労働政策審議会安全衛生分科会に、おかしなことに、使用者側に産業医が登場すると共に勧告権骨抜き原案が初登場。

 

参考サイト:2017年5月15日 第103回労働政策審議会安全衛生分科会

 

出典:労働政策審議会 安全衛生分科会 委員名簿

なぜだか 「産業医が行った勧告の内容について事前に事業者の意見を求め、衛生委員会に報告することについて」が事前に産業医科大学森教授や同じく産業医大堀江教授ら有識者に確認され、それらの意見とは異なる 産業医の勧告権骨抜き 崩壊悪 法改悪がなされました。

参考サイト:第104回安全衛生分科会.関係者・有識者のヒアリング概況