健幸経営に向けて産業医が紹介|ノーリフト・ノーリフティングとは

「ノーリフト・ノーリフティング(抱えない/持ち上げない介助方法)」とは、医療機関や福祉施設で働く医療・介護者の身体的な負担を軽減し、安全で安心な職場づくりを支援する腰痛予防対策マネジメントツールです。労働者がイキイキと前向きに仕事に取り組めてこその「健康経営」。健康経営に向けて職場環境を改善するのもメンタル産業医の役目ですので、メンタル産業医の命名者が創設した合同会社パラゴン(東京都港区)、今回取り上げることにしました。

いわゆる吊り下げ器具を使いさえしたらよいといった誤解がある中、拘縮予防やベッドサイドの事故防止、離職防止などの課題解決につながってきています。コロナウイルス感染対策としても介助時の人と人の接触の機会減少、看護・介護職の接触感染リスク軽減対策の一つとして活用されています。

その背景には、きちんとした プロフェッショナルによる分析(アセスメント)に基づいた、必要な支援(ケア)内容の吟味が実施されているからです。

 

 

出典:ノーリフティングケアとは|(一社)日本ノーリフト協会

えてしてありえる話が、問題がなかったから問題ではないとの進化発展への拒否姿勢です。

ワクチン開発もできず、接種レベルもアフリカの国々レベルだった失態について、当サイトは2017年に警告を発してきていました。このように現状に甘んじることなく、今の支援(ケア)が、果たして意味あるものなのか、自己満足に陥っていないのか、CAP-Doサイクルを回すきっかけになりえます。

作業管理としても、人力での持ち上げを禁止し、自分が患者にならないように道具を活用し、病院や施設に「新しい習慣を根付かせる」という労働安全衛生の3管理に則った 働きやすい職場づくりの一例でもあります。

その背景には、目的の設定において、「自立」支援がきちんとあるからでしょう。

学ぶ機会は以下から。

参考サイト:募集中のセミナー