健康経営優良法人や健康経営優良銘柄指定を目指す企業やその支援をする産業医にとって、過去、モデルとされた事業体の実施内容を学ぶことは大切なことです。そこで2019年8月23日に東京都千代田区のイイノホールで行われた「日本健康会議2019」の模様を紹介します。
日本の生産年齢人口は1995年をピークに減少し始め超高齢化社会に突入していることも相まって深刻化する人手不足に陥っています。加えて従業員の平均年齢の上昇による健康リスクの増大、生産性低下といった構造的課題に直面しています。
労働者がいつまでも元気で働き続けられる環境づくり、予防・健康づくりなくして、企業における持続的成長の実現はますます困難になっていくことでしょう。
そのためには、労使のみならず健保組合と事業主(企業)とが連携し、一体となって予防・健康づくりの取組を進める必要があります。そのために「健康スコアリングレポート」という参考指標ができました。
特に事業主と健保組合のコミュニケーションの一助となるよう、予防・健康づくりの取組状況や健康状況等を可視化しえている指標です。
経営者においては、企業の財産である従業員等の健康を守るために、健保組合と連携した従業員等の予防・健康づくりの取組が容易になることが期待できます。
参考サイト:日本健康会議健康スコアリングの詳細設計に関するWG座長東北大学大学院医学系研究科教授辻一郎.健康スコアリングレポートの今後の展開
健康経営度調査への参加を通じて、健康経営優良法人や健康経営優良銘柄への選定を目指す企業が多くなることは良いことです。ただし中には、ブラック企業が化粧に使うケースも確認されています。
そんな中ではありますが、複数年度、健康経営優良法人支援に従事するだけではなく、関係著書もある合同会社パラゴンは、以下の健康経営に関する特設サイトもご用意して企業支援に邁進しております。
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