新型コロナウイルス感染症に関して、2020年秋以降の再燃が懸念されます。産業医としても、どのような備えをしたら良いのか、産業医先から問われる日々と思います。
ここで1918年8月から、日本にも3年にわたって日本人を苦悩させたスペイン風邪の影響を考えてみましょう。
ユバル・ノア・ハラリ氏によると、強毒性化した第2波にて、世界で多くの死者が出たとのことでした。
出典:河出書房.『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ氏、
では、日本での影響はどうだったのでしょうか。折しも複眼経済塾の渡部清二さんがまとめて下さっていたので確認してみましょう。
■確かに罹患者のうち死亡に至った致死率は第2波は著増しています。おそらく第1波で医療資源が打撃を受けたのでしょう。
■対して第1波の後、「患者数」と命名されている「罹患者数」は第1波の11.3%で済んでいます。第2波による致死率は高かったのは事実でも、死亡者数は第1波より少なくて済んでいました。マスク装用や手洗い徹底といった衛生習慣は、この頃、根付かせられました。幸い日本でのCOVID-19での致死率は第1波でも他国より少なくて済んでいます。引き続きの衛生教育にて備えるべき第2波にも耐えられるものだと、産業医の先生方は述べられるとよいでしょう。
また、罹患者の中に入った方が少なかったことが、第2波でもおこると、良い反面、同質性を尊ぶ日本人気質からしたら、いわゆる村八分、避難、批判、攻撃、イジメ、人権侵害の対象とならないとも限りません。そうならないためには、
①管理対象となっている生活習慣病があったり 定期健診でひっかかったりしている方々は正常値や正常範囲に戻しておく、
②喫煙者は 5月31日が世界禁煙デー、6月1日からの1週間が世界禁煙週間であることから卒煙、
③最大酸素飽和度で示される 体力を向上するために、自分に投資
④喫煙者含め過重労働はせず させず、 免疫力を損なう 副腎皮質ホルモンであるステロイドを体内にて分泌させないといった健康講話を行うと良いでしょう。
★今回の新型コロナウイルス感染でも、医療機関が減収で苦悩している報道もあります。2020‐21シーズンにも、感染防御が満足に確保できなかったりすると、医療水準が劣化し、救える命も救えなくなることが危惧されます。
渡部清二さんの講話はこちらより視聴できます。
どのような出遅れ株が投資先として良いのかの解説も得られます。
<2020.05.23追記>
こころを落ち着け、イライラを鎮める瞑想用、または意識を安定したまま仕事を遂行可能なBGMを選出しました。こちらから視聴可能です。