ストレスチェック その13|産業医制度とストレスチェック制度との整合性

ストレスチェック制度(ストレスチェック及び面接指導)についての解説シリーズその13です。

ストレスチェック制度の抱える課題とプロ産業医による解決法①です。

ストレスチェック制度を導入するにあたって、産業医制度との整合性が問題視されていたことが報じられています。

仔細は産業医大の良心こと 堀江正知教授によって収集された事実が健康開発誌18巻3号上に記載されていますが、このストレスチェック制度導入の裏に、労働安全衛生関連法規の根幹のうちの一つである産業医制度を揺るがす暗躍があった事象が明示されています。すなわち事業所の安全衛生を外部機関に担わせたいかのような業者の存在の記載がありました。本来、当制度とは全く別の論点であるものなのにです。

確かに全ての産業医が労働法に基づく職務を全う出来ているわけではない実際もありましょう。そこは反省すべき点です。しかしながら職能集団としてその説明責任を果たすために日本産業衛生学会は専門医制度を整えています。また労働衛生コンサルタントという国家資格も存在しています。悪貨が良貨を駆逐してきた歴史を繰り返させてはなりません。

メンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)として“ストレス(チェック)はプログレス”を合言葉に、成長発展の糧にしていく思いを新たにしつつ記載致しました。

 

出典:日本産業衛生学会政策制度委員会.提言職場におけるこれからのメンタルヘルス対策のあり方について

 

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