メンタル産業医による壮健強壮|産業医先社員がオリンピックで2連覇した時の話

健幸経営に長けたメンタル産業医で知られる合同会社パラゴン創業者:櫻澤博文が産業医として健康管理支援を提供していた企業の社員には、複数、オリンピックで金メダルを獲得した方もいます。

2016年8月11日に内村航平さんがリオデジャネイロ五輪の体操個人総合にて2連覇という44年ぶりの快挙を成し遂げたことがありました。その際の内村航平さんの点数は92・365点でした。

内村さんは高ストレスな中、世界選手権も含めると世界大会8連覇で、今大会は団体総合との2冠も達成しました。管理栄養士を通じて健康を全うするための食事内容を指南しました。

同じく産業医として健康管理対象である加藤凌平さんは残念ながら11位でした。あいにくその時の企業は、内村氏退職後、しばらくして理由は明かされることなく、当社代表に対してメンタル産業医としての、更には健幸経営に向けた人的資産価値向上支援には関与させてもらえなくなりましたが・・・。かつ労働法に反する行為をするブラック企業でした。

リオデジャネイロ五輪の個人成績記録とメンタル

福原愛さん: 卓球で4位

福原愛さんの場合には喘息で苦悩していたとか。身体化といいますが、高ストレスが原因だったのかもしれません。

福島千里さん:女子短距離代表でしたが100メートル走欠場

鈴木亜由子さん:女子長距離代表でしたが1万メートルを欠場

本番前の調整での怪我や失敗が原因で、日本国内予選で敗れた方々から「どういうことなのだ」という疑問の声が上がっていました。

何しろ予防もしくは治療できるのに、それをしていないからです。

関係者は、以下を参考にすると良かったのですが・・・

鍼灸によるメンタルヘルス効果

喘息を始めとした呼吸器疾患、食あたりや下痢症状などの消化器疾患といった内科的疾患、皮膚感染症、オーバートレーニング症候群といったコンディショニング低下に対する鍼治療の有効性はすでに知られています。これらを選手に示すことができたら、鍼治療が治療方法の選択しになりうる可能性は花岡らによる大学スポーツ競技選手を対象とした内科的疾患に対する鍼治療の実態調査で明らかになっていました。

 

出典:大学スポーツ競技選手を対象とした内科的疾患に対する鍼治療の実態調査.東方医学31巻 3/4号 

鍼治療は、もちろん鍼灸師を帯同しておくだけではなく、セルフケアとしても有用です。例えば月経開始7日前から円皮針を三陰交へ貼付しておくだけで月経痛随伴症状を有意に緩和させられることもわかっています

これらを選手はおろか大会関係者にも知ってもらいたいものです。

鍼灸や漢方の即効性や即自的効果を駆使してもらえたら福島千里さんも100メートルに、鈴木亜由子さんは1万メートルに出走可能だったのではないでしょうか。

上記論文には編集委員の長瀬眞彦先生が以下の文章を記載されていました。

組織も生き物と同様、世代交代して生まれ変わってゆかねばならないと常々思っています。しかしながら、同時に根本になるスピリットは継承してゆかねばなりません。中心軸(=スピリット)がしっかりしている上での柔軟性(=変化してゆくこと)と言い換えてもよいかもしれません。そしてこの状態は、太極拳や寄稿などでよく言われる、東洋委託的な身体感の最も理想的な状態であります。体の中心軸がしっかりしてブレない、しかしながら筋肉や関節は十何であるという状態。

 

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