メンタル産業医|東京しごと財団でウェルビーイング経営に関する講師

公益財団法人 東京しごと財団(東京都千代田区)合同会社パラゴン(東京都港区)代表でメンタル産業医命名者である櫻澤博文による令和4年度職層別研修「若手職員対象『社会経済事情研修』第4回(先進事例研究) これからのキャリア形成に活かす 職場におけるストレスマネジメント&ヘルスケア」を 2023年1月20日に同財団 講堂で開催しました。

東京しごと財団は都民を対象とした雇用・就業支援や、東京の産業振興に必要な人材育成を行っています。

それは都民が豊かな職業生活を実現すると共に、活力ある地域社会づくりに寄与することを目的とした東京都の外郭団体だからです。
そしてキャリアコンサルタント有資格者も多く存在している組織とのこと。

キャリアコンサルタントというと、カウンセリーの具有する「キャリア」という人生の時間軸に沿って、そのカウンセリーの持つ労働者性を心身の不調に陥らせないために、そのカウンセリーの人生観や職業観といった価値観、資質、能力、経験、保有資格等々を総合的に鑑み、そのカウンセリーの更なる「健幸(ウェルビーイング)」の高みへとベクトルを誘導する、卓越した資格です。当社代表によると、「人的資産価値を更に高めるために国家資格化された」とのこと。彼は日頃より人的資源や人的資本管理ではなく、人的資産価値を高めるのが労働経済のあるべき姿であり、それを目指すことが健幸経営だ、ウェルビーイング経営だと主張している立場。

実際、財団の職員には、雇用 就 業に 関す る 専 門 組織 とし て、 求 職者 に対 する カ ウセ リングや セ ミナ ーの 実施 、 求人 企業 に対 す る働 き方 改革 や 職場 環境 整備へ の 働き かけ など の習 得と、 活 かす  プロ フェ ッシ ョ ナリズムが期待されているとのことでした。そして時代の潮流をつかみ、迅速に行動するために、雇用 情勢、 景気 動向 、そして国 や東 京都 の政 策 など 、社会経 済の把握と 時代 のニ ーズ に 合っ た 施 策の企 画立案と共に実行力も期待されているとのことでした。

 

現状、企業はエンゲージメントやサステナビリティ向上に向けた人的資産価値を高めるために、労働分配率を増大化させていること、当社も確認できております。

人的資産価値を実際にどれだけ高めたのか、ISO30414という国際認証もあるからです。

今日のキャリア形成サポートセンターは、櫻澤博文が2016年10月26日報道のBSフジ プライムニュース『「過労死」はなくせるか 再発防ぐための方策は』の楽屋にて、


過労死や過労自死予防になる政策として大切な論点は、緊急性ではなく重要性で捉えるべきだ。なぜなら交通事故を減らすには、整形外科医や救急車を増やすことではないのと一緒。交通事故で死ぬ人は減るかもしれないが、いつまで経っても交通事故そのものは減少しないように。同様に、救急センターに精神科医を設置することではなく、2016年に国家資格化されたキャリアコンサルタントによって、そもそも、何をしたいのか、ワーク・イン・ライフを実現する支援は何なのか、検討することが肝要と提案したことが契機となっていることを紹介しました。

参考:健康経営に長けたメンタル産業医が紹介|キャリア形成サポートセンターの紹介

そして、複数のキャリアコンサルタントと組んで、キャリアコンサルタントが、カウンセリーの中に潜む メンタルヘルス不調者の対応ができるようになれば、櫻澤博文の唱える「過労死・自死ゼロ社会の到来を現実化しえる」という号令の元、金剛出版も含めて協力が集まったから完成したのが、金剛出版から刊行された「働きやすい職場づくりのヒント」であり、中でも取り上げられている鍵は80項目版ストレスチェックの実施と、それを踏まえたいきいきと働きやすい職場づくり(集団分析を踏まえた職場環境改善計画)や、健康診断でもメンタル不調因子は把握できるということも紹介しました。

参考サイト:健康経営に向けて|ストレスチェックで使われる質問項目は80項目版が実質標準に

 

以上で同財団を取り巻く労働経済や社会情勢等に対する理解が深まり、東京しごと財団の職員の皆様が、改めてその社会的意義に関してご認識を深めてもらう機会になることでしょう。
そして カウンセリーである東京都都民や東京都民を雇用される企業という就労先が、よりイキイキと働きやすい職場環境を整備していくことで、民の方々のエンゲージメントは、更に高まっていくものと期待致しました。

【謝辞】
以上の企画は、同財団にご所属されて2年目を迎えた職員全員で分担してのご企画とのことでした。
皆々様に厚く御礼申します。