メンタル産業医で知られる合同会社パラゴン(東京都港区)代表社員の櫻澤博文に対して、
日本産業衛生学会専門医制度委員会が、2027年7月31日まで産業衛生指導医を更改することをみとめました。
産業衛生の専門だと名乗りたい医師を、産業衛生専門医にする指導が可能なことを、日本産業衛生学会が認証してくださったものと理解しております。
それに相応しいようにと、この5年、実施してきたことをまとめてみました。
1.産業精神栄養学:概念構築
研究結果は続々と誕生し、IFは9を越したりと市民向け著述を連ねたりと池野文昭先生の教え宜しくbed to bench bench to bed たりたいと、労働衛生や産業保健に還元してきております。
- Overeating, late dinner, and perceived stress in Japanese workers.
Obesity Research & Clinical Practice 2016;10:390—8(Impact Factor: 2.288)
- Overeating at dinner time among Japanese workers: Is overeating related to
stress response and late dinner times? Appetite 2016;101:8-14(IF: 3.865) - Drivers’ Lunch Break, Health, and Work Performance: A Study on Japanese Drivers at a Courier Company Who Skip Lunch. Journal of Nutrition Education and Behavior 2017; 49: S42(IF: 3.045)
- Lifestyles and stress according to self-kindness and goal directedness among drivers.Psychology, Community & Health 2019; 8(1): 60-71
2.産業医やキャリアコンサルタント向け専門書執筆
改訂版メンタル産業医入門、働きやすい職場づくりのヒント といった専門家向け書籍を発行してもらいました。
3.キャリアコンサルタントへの総合支援
2016年の働き方改革関連法案成立に合わせて国家資格化されたのがキャリアコンサルタントです。その有用性をBSフジプライムニュースにて厚生労働大臣を複数回務めた田村代議士や過労死問題の弁護士と知られる川人博先生へ直訴したのは、前回の更改の時期ではありました。今日のキャリア形成サポートセンターへと具体化されてきています。
その後、複数のキャリアコンサルタントとの共著『キャリアコンサルティングに活かせる 働きやすい職場づくりのヒント』を金剛出版という心理学の老舗から刊行してもらえました。
参考サイト:健康経営に長けたメンタル産業医が紹介|キャリア形成サポートセンターの紹介
4.総合臨床医/一般内科医や整形外科医への労働衛生支援
論理療法やACT、マインドフルネスをわかりやすく南山堂からの「治療」シリーズで連載解説しています(2023年2月号まで)。
また、医師に対する働き方改革関連法の適応を見据えた具体的な支援方法について提言を続けています。
参考サイト:医師の社会的使命と過重労働・ワークライフバランス|@第30回日本医学会総会2019中部、メンタル産業医命名者:シンポジスト報告
5.過労死ゼロ社会に向けた取り組み
実際に過労死や自死をゼロにと掲げての活動はNHK福井も取り上げています。
6.「健康経営®」解説マンガ動画の作成
7.市民への支援
更には「あざみ野STYLE」への4年もの連載や「でぃめんしあ」誌への3年もの広告出稿他といった地域誌や新聞紙面等々を通じて公共の福利に寄与してきたことが評価されたものと考えております。
8.健康経営推進メンタル産業医による介護支援
IFが早くも4を越しています。
今後5年も、これまでの支援や協業、協力体制をより大切にしながら、育成されてきた後進の力も借りながら、より市民の方々の憲法13条で保障されている幸福追求権を担保するために、日夜尽力し続けることを誓います。