産業医による健康経営に向けたワクチン対策②|ワクチンの有効性1年で1/7、不顕性感染は19倍:重篤な副反応や副作用について

企業の栄枯盛衰を決めるのが健康経営。その健康経営を担う重要な役割を果たすのが産業医です。その産業医が健康経営を担うにも、コロナ禍が障壁となっています。ここでワクチン接種を含めた対策情報を提供しています。

武漢発中国型コロナウイルス感染症に対する変異株(VOCs)としては主に
アルファ株:B.1.1.7 系統(武漢発オリジナルコロナ)、
ベータ株:B.1.351 系統、
ガンマ株:P.1 系統、
デルタ株:B.1.617.2 系統:spike protein mutations T19R, Δ157-158, L452R, T478K, D614G, P681R, and D950N

 

確かに 参考サイト:【産業医によるJAGES研究成果紹介③】要介護度悪化防止、ファイザー社製新型冠状病毒ワクチンの安全性&有効性評価&単回接種効果 でも引用したように、ファイザー社がスポンサーである臨床研究結果からは感染防止ではなく発症抑止効果が 95%あるとのことでした。
それはワクチン接種群が、そうではない群と比すると新規呼吸器感染症状の発生件数が20分の1(5%)で済んでいたことからでした。

実際の数は ワクチン接種群では8例に対して対照群では162例であり、8÷162より5% 

ワクチンを打っても5%では新規発症が発生することは見落とされています。また、残り95%は不顕性感染者となり、キャリアとして他に感染させる危険性があることは記載されていません。

不顕性感染の割合は発症一人の背景に59倍と想定していましたが、19倍(100-5÷5)で済んでいるからと喜べる話ではありません。ワクチン接種したら、自由に飲食できるわけでもなく、自由にお孫さんと遭ってよくなるわけでもなく、ワクチンパスポートがどうして流通させられている理由は医学や科学では説明できません。

なお研究が組まれたのは2020年7月27日から11月14日までです。

そしてその後2021年3月4日時点ではワクチンを2回接種後にも関わらず、10~15%と、上記期間より1年近く経過すると、ワクチンの効果は2分の1から~3分の1に減衰していることがわかりました。。

 出典:産業医による健康経営対策㉓|その後の「アビガン®」。Pf社、AZ社、モデルナ社、J&J社ワクチンの臨床疫学的評価 では 

更には例えばイスラエル政府保健省が2021年7月5日に出した情報によると、デルタ株に対するPfizer-BioNTechワクチンの感染と発症に対する有効性は64%に低下していました。 (100-64)÷5より7分の1以上、減衰していることがわかります。

それを裏付ける英国発の感染症状はありながらも、検査では陰性と出る方を対象とした研究結果が2021年7月21日に発表されました。

Pfizer-BioNTech製またはAstraZeneca-Oxford製ワクチンの単回接種と二回接種での感染予防効果を検証結果です。

・1回接種後の有効性:アルファ株の48.7%に対してデルタ株は30.7%へとい0.63倍へ感染予防効果は減弱(2つのワクチンで結果は類似)。

・2回接種の有効性:Pfizer-BioNTech製ワクチンではアルファ株で93.7%、デルタ株で88.0%へと0.94倍へと減衰(感染率でいうならば6.3%が12%へと1.9倍増大)、
AstraZeneca-Oxford製ワクチンでは、アルファ株では74.5%、デルタ株で67.0%へと低下していた。

出典:NEJM.Effectiveness of Covid-19 Vaccines against the B.1.617.2 (Delta) Variant. DOI: 0.1056/NEJMoa2108891

それでも重症化と入院に対する有効性は93%を維持しえているとのことです。

出典:Ministry of Health. Decline in Vaccine Effectiveness Against Infection and Symptomatic Illness

しかしながら、ギター侍に斬り捨て御免 になってしまうでしょう。
そもそも当社が参考サイト:​​合同会社パラゴン|新型コロナウイルスの発症率は2%から流行の中心は弱毒性と推測 にて推定結果を紹介したのち、実際に日本では重症化も死亡も最初から多く生じませんでした。

出典:合同会社パラゴン.産業医による健康経営対策㉙|コロナ死亡率0.28倍へ低下、尾身医師:輸入例が根源と公式に指摘した日時とは?

武漢華南(かなん)海鮮市場発コロナウイルスによる影響とワクチン接種との比較を東洋経済がしていました。

なんと、ワクチン接種に伴う死亡例が確認されています。

その死亡発生とワクチン接種との関連性が、漫画「ゴーマニズム宣言」に描かれていました。

 

出典:扶桑社.SPA! 8月31日・9月7日 合併号

これらの変異株に対するワクチンの有効性に関して、2021年6月30日までに「公表されていた」研究報告の国立感染症研究所まとめは以下です。


出典:国立感染症研究所.新型コロナワクチンについて(2021年7月2日現在)

また、ワクチン・血液製剤産業タスクフォース顧問の一員であった尾身茂医師が、この2021年7月に市民に語りかけていました。

多くの人が免疫を持って感染しにくくなる「集団免疫」の獲得について、国民全体の6~7割がワクチン接種を完了しても難しいとの認識を示した。

 

参考サイト:平成28年10月.ワクチン・血液製剤産業タスクフォース顧問からの提言

なお、ワクチン接種に伴う「副作用」として、心筋や心臓周囲を覆っている心膜に炎症が起こる状態報告が世界的に相次いでおります。確かに心筋炎の原因の中には薬剤・薬物の使用が挙げられています。

この「副作用」の発生頻度と程度に関しても、上記機関が情報を収集していましたので紹介します。

心筋炎・心膜炎の多くは、かぜ様症状(悪寒、発熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感)や嘔吐下痢などの症状が先行した後に、数時間~数日の経過で胸痛や胸部の違和感、呼吸苦・呼吸促迫(呼吸が速くなる)、動悸などの症状にて出現しています。

2021 年 6 月 23 日に行われた予防接種の実施に関する諮問委員会(Advisory Committee on Immunization Practices:ACIP)の会議で、同年 6 月 11 日時点で予防接種後有害事象報告制度(Vaccine Adverse Event Reporting System: VAERS)に報告された mRNA ワクチン接種後の心筋炎・心膜炎例の暫定結果は以下のように公表されていました。

全米で 3 億回の新型コロナワクチン接種が行われている中で、1,226 例の心筋炎・心膜炎が報告され、
うちファイザー製ワクチン接種後が 791 例(1 回目 150 例、2 回目 563 例、不明 78 例)、
モデルナ製ワクチン接種後が435 例(1 回目 117 例、2 回目 264 例、不明 54 例)、

いずれのワクチンも2 回目接種後の発症が多く認められているとのことでした。

1 回接種群と 2 回接種群は、それぞれ、
年齢中央値(範囲):30 歳(12-94)、24 歳(12-87)、
男性:66%、79%、
接種から症状出現までの日数(範囲):4 日(0-61)、3 日(0-98)であり、
全体として若年の男性に多く、接種後数日(5 日以内)で発症していた結果でした。

年齢および接種から症状出現までの分布図からは、発症年齢のピークは 16-19 歳で
年齢とともに減少傾向となり、接種から症状出現までの日数は、
1 回接種群は接種 1 日後、
2 回接種群は接種 2 日後にピークが認められています。

米国疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)の定義を満たした 29 歳以下の心筋炎または心膜炎の 323 例については、309 例(96%)が入院を要しましたが、6 月 11 日時点で 295 例(95%)が退院し、そのうち 218 例は報告時点で症状が消失している結果でした。

イスラエル、米国からの症例報告等も含め、新型コロナワクチン接種後の心筋炎・心膜炎例の多くは軽症で、非ステロイド系解熱鎮痛剤などの内服薬のみで軽快しており、また多くが数日(~8 日程)で退院していまし
た。

米国のワクチン安全性データリンク(Vaccine Safety Datalink: VSD)・VEARS の暫定データでは、12-39 歳における mRNA ワクチン 2 回接種後 21 日間の心筋炎・心膜炎の報告割合は、2 回目 100 万接種あたり 12.6 例で、ワクチン接種後(特に 2 回目接種後の若年群)の心筋炎・心膜炎発生率は、通常の心筋炎・心膜炎発生率よりも高いことが示唆されています。

一方、心筋炎・心膜炎は SARS-CoV-2 感染にも合併し、若年成人感染者の 2.3%に無症状または軽症の心筋炎を認めたという報告のほか、日本国内では感染者 100 万人あたり心筋炎関連事象が男性 1,048 人(0.1%)、女性 607 人(0.06%)認められていました。

出典: 国立感染症研究所.新型コロナワクチンと心筋炎・心膜炎について 

ファイザー社による安全性情報を元にした日本国政府の評価

ファイザーがワクチン承認書類として日本政府に提出した報告者の中には、遺伝子発現mRNAーLNPの分布組織として、肝臓・膵臓・副腎・卵巣の記載があって、特に27ページ周辺に卵巣に高濃度で蓄積することが記載されていました。

出典:Pharmaceutical Evaluation Division, Pharmaceutical Safety and Environmental Health Bureau Ministry of Health, Labour and Welfare.Report on the Deliberation Results  February 12, 2021

 

日本でのコロナ死亡率最悪値 5.19%@ 2020年5月25日 

この日は初回の緊急事態宣言の終了宣言を行った日でもあります。その後この死亡率は低下してきたから良かったものの、緊急事態宣言を出したりひっこめたりと、予見性を持って対応していない証拠だと理解可能です。

参考サイト:産業医による健康経営対策㉙|コロナ死亡率0.28倍へ低下、尾身医師:輸入例が根源と公式に指摘した日時とは?

 

 

出典:新型コロナウイルス(都道府県市区町村)
参考サイト:​​合同会社パラゴン|新型コロナウイルスの発症率は2%から流行の中心は弱毒性と推測