産業医によるコロナ禍検証|3管理に沿った対策不足
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産業医によるコロナ禍検証|3管理に沿った対策不足

2022年05月02日(月)1:21 PM

・職場での人間関係といった働きにくさのゼロ化(例:ストレスチェック制度の有効活用)、
・職業への適性や適職との整合性向上(例:キャリアコンサルタントの育成)、
・そしてストレス因子への頑健性や柔軟性(併せて レジリエンス)向上支援に通じていえるのがメンタル産業医。その命名者創設の合同会社パラゴン(東京都港区)が主に2022年5月1日時点でのコロナ禍に対する処方箋を【労働安全衛生の3管理】に沿って提供します。


統括管理

・日本国の状況は2022年4月28日日経新聞朝刊「ウィズコロナ 世界に遅れ」からすると図の通り



2022年6月25日追記情報

科学的な根拠に反し、空気感染の関与を否定し続けてきた厚労省、国立感染症研究所、周囲の専門家たちの責任は重い。日本のコロナ対策は、もっと科学的に合理的でなければならない。

出典:コロナ対策:「マスクしない人=ヤバい人」ではない、医学的に正当な理由【医師が解説】

 

作業環境管理

電力不足への備えが急務

電力小売りの全面自由化が始まったのは2016年4月。翌2017年からはガス小売りの全面自由化が始まり、ガス会社による割安な電気料金プランに目を輝かせた市民も多くでました。しかし6年目の2022年。新電力会社の中には倒産、撤退が相次いでいます。

2022年冬には、実際に大規模停電が生じたことから明らかになりましたが、防止として東京電力による大口需要家への節電要請は行われております。

2022年6月26日追加情報

なお今は、市民の一人ひとりが、翌週の電力需給ひっ迫状況の予測値を確認できるようになっています。

電力需給ひっ迫注意報/警報 発令予測方法

とはいえ電力需要が高まる夏には熱中症、冬には凍死、更には肥料高騰や食料安保の不備に伴う食糧難への覚悟が必要な状況にあることを政府や行政は真剣に議論を開始しています。



出典:日経新聞 第4の革命 カーボンゼロ 戦時下の乱気流下同 ニッポンの統治 空白の危機感4
同 食料安保、最後はイモ頼み 不測の事態に乏しい備え


その理由は
①原発の運転停止のみならず石炭火力発電所や製鉄所・高炉の休廃止、再生可能エネルギーに頼ることでの出力変動
②ロシアによるウクライナ侵略に伴う液化天然ガス(LNG)の高騰や在庫枯渇による電力供給力低下、
③5G等電気を喰う奴(クラウド)という旺盛な電力消費基盤の台頭です、

家庭でも、多くの電化製品を使うと、ブレーカーが落ちます。これも需給バランスが崩れることによる停電です。

・公助には頼ることが難しい時代。そこで変化是進化が必須





政府は食糧難に備えて食品ロス対策を進めています。

 

出典:政府広報オンライン.もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそう

 

エシカル消費含め、賢い消費者としてどのように行動すべきかがわかります。

 

作業管理

横浜市の対策が参考になります。

マスクは、「咳エチケット」の延長であり、装用の効果は乏しい実際があります。



出典:産業医による健康経営対策⑮|感染症対策分科会公認「≒空気感染」よりマスクは無意味


仮にマスクに効果があり、感染源である唾液の塗抹、飛沫、しぶきを吸収しえたとしても、呼吸を繰り返していたらうち乾燥したウイルスが悲惨な飛散を行うことは想像に難くありません。そもそもマスクの目の粗さとウイルスの大きさは、野球場対野球ボールの比だからです。



そこで政府は富岳を使って換気の有効性を検証したのは2020年度と 2年も経過しています。




実際に効果が確認されたので勧奨している対策には換気があります。

以上の仔細は以下をご覧ください

産業医による健康経営㊴|労働安全衛生3管理に基づく有害因子の流れからみた感染症対策大全

実際に内閣官房は第6波対応として執ったまん延防止等重点措置の2022年3月21日解除に合わせ 「基本的対処方針に基づく対応」を示し。そこでは換気状況を確認することを市民の啓発しています。

参考サイト:「名ばかり産業医」④|コロナ罹患者の復帰判断

 

健康管理

神奈川県が2022年2月24日に「重点観察対象者」という、いわば入院基準でしょうか。その定義を改訂しました。

800万罹患に対して死亡対象範囲を拡大したとしても3万人にもいたっていないことから風邪レベルの死亡リスクしか日本では確認されていなかった中ですが、でも風邪は万病のもと。死病でもあるわけで、どういう方が死亡する危険性が高いのか、事実を元に目安を示したものと理解できます。


また、節電と健康度増強を推奨する掲示も行われています。


◆横浜市、3回目ワクチンの有効期間はせいぜい61日だと広報誌で紹介



出典:広報よこはま2022年5月号(PDF:2,678KB)

 

2回目ワクチンのオミクロン株への有効期間は2~4週目まで

「オミクロン株(B.1.1.529 変異株)に対する Covid-19 ワクチンの有効性 Covid-19 Vaccine Effectiveness against the Omicron (B.1.1.529) Variant」がNEJM April 21, 2022 Vol. 386 No. 16に取り上げられています。

対象となったワクチン

BNT162b2(ファイザー社–ビオンテック社),
mRNA-1273(モデルナ社)
ChAdOx1 nCoV-19(アストラゼネカ社),

初回、2回目共にBNT162b2
2~4 週の時点で有効率は 67.2%(95% CI 66.5~67.8),
10 週以降は 45.7%(95% CI 44.7~46.7)に低下.

初回免疫で ChAdOx1 nCoV-19 、2回目がBNT162b2 によるブースター接種者,
2~4 週の時点で有効率は 62.4%(95% CI 61.8~63.0)まで上昇
10 週以降は 39.6%(95% CI 38.0~41.1)に低下.

初回 BNT162b2 ,2回目はmRNA-1273 によるブースター接種者,
2~4 週の時点で有効率は 73.9%(95% CI 73.1~74.6),
5~9 週の時点で 64.4%(95% CI 62.6~66.1)に低下.


初回 ChAdOx1 nCoV-19 ,2回目はmRNA-1273 によるブースター接種者,
2~4 週の時点で有効率は 70.1%(95% CI 69.5~70.7),
5~9 週の時点で 60.9%(95% CI 59.7~62.1)に低下.



4回目ワクチン接種のオミクロン株への有効期間は30日目まで


「BNT162b2 mRNA Covid-19 ワクチンの全国規模での 4 回目接種 Fourth Dose of BNT162b2 mRNA Covid-19 Vaccine in a Nationwide Setting」がNEJM April 28, 2022 Vol. 386 No. 17 に掲載されています。

60歳以上の高齢者に対する4回目接種による感染防止効果検証結果では、3回接種群と比べ接種後7~30日間の感染リスクは45%、入院リスクは68%、死亡リスクは74%低下が示されていました。しかしながら上記横浜市による広報と同じく、接種後8週間時点では約10%まで予防効果の低減が確認されました。


◆ワクチンによる副作用に心筋炎増加


→ワクチン接種後の心筋炎死亡率は、一般人口 (2019 年度人口統計 ) と比して統計学的に有意差ある増加が示されたことが判明しました。

特に 20 代、30 代、40代における心筋炎による死亡率がそれぞれ約 21 倍、14 倍、 4.7 倍、疑い例を含めるとそれぞれ 35 倍、16 倍、5.9 倍と増加していました。

出典:薬のチェック編集委員会.COVID-19情報 COVID-19ワクチン:心筋炎による死亡率が特に 20 ~ 30 代で上昇.薬のチェック vol22(101)、2022

 

更に同上のEditorialが統計という事実を踏まえた考察を行っていますが、卓越していると考えられたので以下にて転載紹介します。

第5波と第6波の定義は行政に任せるとして、ここでは 2021 年7月から10 月までの4か月間の新規感染者報告数と、2022 年元日から4月6日までの新規感染者報告数を比較します。全国の新規発症者総数は第5波 92 万人に
対して第 6 波 510 万人で約 5.5 倍でした。感染者数のピークから約3週間遅れる死者数は第5波で 3242 人対第6波 10,073 人なので約 3.1 倍になりました。オミクロン株は軽症といわれましたが、死亡者の倍率も結構大きいもの
でした。
 ところで COVID-19 ワクチンは本当に役立ったのでしょうか。大変な苦労をして 65歳以上高齢者の 84%が追加接種を受けましたが(4月8日内閣府データ)、第 6 波での 80 歳以上の高齢者の感染者は第5波の 10 倍以上になりました。したがって、追加接種で第6波の感染爆発は抑えられていません。
 世界に目を転じてみましょう。シンガポールでは1月半ばに追加接種割合が 50%を超え、2月下旬には 69%に達しました。ところがピーク時には感染者も死亡者数も1月半ばの 20 倍に増え、1日最高約4万人が感染しました(日本の人口に換算すると 80 万人相当)。韓国でも、追加接種割合が1月下旬に50%を超え、ピーク時の3月下旬には 63%に達していたのに、ピーク時感染者数は1月下旬の 70 倍、死亡者数も 20 倍になりました。感染者数は最高1日 62 万人(日本の人口換算で 150 万人相当)でした。これらの事実が示しているのは、ワクチン頼りでは COVID-19 の流行は終息しないということです。
 さらに問題なのは、ワクチンでは強い免疫ができないことです。ワクチンを接種しても感染はします。その場合、ワクチン株の抗体が上昇するだけで、いつまで経っても強い免疫ができない可能性があります。他方、感染してできる自然免疫はワクチンよりもずっと強く、最初にできる免疫記憶が最も強いのです。子どもや若い世代では、感染しても軽症であるのに、ワクチンを受けてしまうと、将来にわたって強い免疫ができなくなることを本誌は真剣に不安視しています。特に小児において、それを強く危惧します。


出典:Editorial ワクチン依存では感染は終息しない.薬のチェック vol22(101)、2022

 

なるほど、これまでも小児におけるワクチン接種には、統計上の問題が確認されてきていました。

 

◇ワクチンの副反応や副作用を怖れる方に朗報



治療にはインドメタシンという非ステロイド系消炎鎮痛剤にて症状が緩和しえる科学的根拠が2022年4月19日に「Nature」誌において出版されました。

出典:An open label randomized clinical trial of Indomethacin for mild and moderate hospitalised Covid-19 patients

 

・RT-PCR陽性COVID-19患者におけるインドメタシンの有効性と安全性を評価した無作為化臨床試験。

・インドメタシン群では、103人の患者のいずれも酸素飽和度低下( SpO2が 93以下★)を発症しなかった。パラセタモール群(コントロール)の107人のうち20人が酸素飽和度低下を発症した。

・インドメタシン群ではパラセタモール群よりも速やかに症状が緩和し、ほとんどの症状は半分の時間で消失した。パラセタモール群の107人中56人が7日目に発熱したが、インドメタシン群の患者は発熱なかった。

・インドメタシンは、軽度および中等度のCOVID-19の患者を治療するための安全で効果的な薬であることが示された。

★SPO2が93%とは 苦悶レベルです。

試しに酸素飽和度計を指につけて 息こらえをしてみるとわかります。

実際、日本はすでに こういった苦悶レベルにならないと市民を救ってくれない、借金に巣食われた救われない国に落伍しています。

 

molnupiravir  という治療薬に関しては、その薬効評価治験において不正の存在疑義も確認されました。

出典:Imbalance in baseline characteristics in molnupiravir trials.BMJ 2022377 

 

いよいよ喫煙だなんて 行っている場合ではありません。

 



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