産業医によるインフルエンザ対策2020|2020/21シーズン向けワクチン株選定内容の記録

致死率は千人に一人でも毎年、年間1千万人もの日本での罹患者をほこるインフルエンザ。年間1万人前後死者を出している”怖さ”は「スペイン風邪」の原因だったことからもあなどってはいけません。

参考サイト:産業医による新型コロナウイルス感染症対策㊴|スペイン風邪に学ぶ

そこで2020-2021シーズンのワクチン株の選考状況を第1報として紹介します。

すべてWHO推奨株で構成されることになりました。

A/Guangdong-Maonan (広東-茂南)  /SWL1536 /2019 (CNIC-1909)(H1N1)

    A/HongKong (香港) /2671/2019 (NIB-121)(H3N2)

    B/Phuket (プーケット) /3073/2013 (山形系統)

    B/Victoria (ビクトリア) /705/2018(BVR-11)(ビクトリア系統)

2020/21シーズンインフルエンザHAワクチン製造候補株の検討成績

 

2017/18で確認された収集率低下に対しては、出典:日本ワクチン産業協会.2020/21シーズンインフルエンザHAワクチン製造候補株の検討成績、では製造適性評価方法をショ糖クッション法から模擬ワクチン原液へと変更することで、ワクチン精製を高められました

うーむ、RNAとかウイルスベクターを使ったワクチンが開発されている時代に・・・

 

なお2020/21シーズン、武漢発コロナとインフルエンザが重なって流行しては大変だという懸念から、インフルエンザワクチン接種を受ける方が多い実際がありました。感染症対策において、こちらから確認できるように感染症対策においてもプロフェッショナル産業医である合同会社パラゴン(東京都港区)は否定的でしたし、代表は接種すらしませんでした。決して 後出しじゃんけんではありません。

そもそも、ワクチン接種にて高齢者が若返るわけはなく、基礎疾患が治るわけではありません。平素より本質安全に資する自立救済型対応を執ることで、護摩札や免罪符のような使われ方では得られない安全、安心という健康経営に資する支援を提供してきているからです。

参考:産業医による健康経営㊴|労働安全衛生3管理に基づく有害因子の流れからみたコロナ対策大全