前回は、「名ばかり産業医」が生じる背景に、産業医の業務を保健師に代替させるという【ブラック紹介所】の存在を扱った小説を、人的資産たる労働者保護のための、「健康経営2.0」といったステマサイトを多用する詐欺に似るかのような、つまりは偽造・捏造・まやかしではなく、真の意味での健康経営®という概念を、更には幸福追求権をも担保するという概念である「健幸（ウェルビーイング）経営」の支援のあり方を具現化した合同会社パラゴン（東京都港区）が記載しました。当社は2003年に代表が労働衛生コンサルタント（保健衛生）として登録した時から歴史を持ちます。2022年に入って、以前、【名義貸し産業医1.0】と言われていた存在が、2号証拠によって「名ばかり産業医2.0」とでもリブランディングされたのか、リデザインされたのか報道や当社に批評、研究を求める情報提供があったからでした。その20年近くの間、どのような信頼を寄せてもらっているのか、またはその信用を失墜させようという魂胆があるかは不明ですが。
具体的には
１つ目（甲号証拠）→連絡先不明なので確認のしようがありません。
Ahrefsで解析してみました。
なるほど、１つ、100％ do followのサイトが確認されますね。
2つ目（乙号証拠）は確認しえる電話番号に対して複数回、かつ複数の手段で連絡するもいずれに対しても反応がないので
2023年2月18日になっても「自作自演」かどうか確認しえておりませんが、以下のようにAhrefsははっきりと、ちゃんとしたサイトとは評価できない、つまりは自作自演ではない、または「忖度ランキング」という定義を満足できない可能性らはゼロだという評価がなされています。
参考サイト：Ａhrefs Web Authority Checker
そんな中、当シリーズをご覧になったであろう読者の方々から
｛1967年に医師になった方の名義を勝手に悪用か流用かしている疑いがある情報がある」
「年に一度の訪問で良いといった提案を営業職がもちかけてきた」といった著作権法第32条第３項にある批評や研究を求める情報が寄せられてました。
ロシアからのサイバー攻撃を受けた末の情報漏洩とも思われたので、それらは高次研究機関や報道機関機関に託しました。
こちらとしては「名ばかり衛生管理者」の実態をより深堀して社会病理構造の解明を進め、著作権法第48条で求められている「出所の明示」を履行して参る所存です。
名ばかり産業医＝名義貸し産業医を抱える「ブラック紹介所/紹介業者」の存在
名ばかり産業医とは、名義貸し医と同義と捉えられることは、以下のDXテクノロジーを介してクラウド空間でも確認可能な「名ばかり産業医の闇」シリーズを読むと理解できます。
・・・「闇」とは鬼殺隊の出番が必要だと警鐘を鳴らすかのようなデザイン・・・
「正直ものが報われる」社会の到来やその実現に心を燃やし邁進するのが社会医たる産業医。
そこまで身構えなくても、2019年以降、「産業医」と名乗るためには 誠実に職務を、推考ではなく 遂行する義務が労働安全衛生法にて課せられている中、どうして わざわざ 法違反をしでかすという、自らをブラック産業医 （もしくは 赤鬼産業医）だと自己犠牲にする「名ばかり産業医」＝「名義貸し産業医」が出現するのでしょうか？
出典：名ばかり産業医1万人跋扈のカラクリ、「本物はたった1200人」で名義貸しも横行の呆れた実態．DIAMOND online 他
産業医1,200人＝社会医
労働安全衛生法にある誠実職務遂行義務を満足しているとした産業医はわずか「1200人」という評価がダイヤモンド社からなされていたわけですが、この1,200人という数字に目をとめてみました。
2015年時点では「1000人」程度であったこと、亀田高志先生による記載を鑑みても妥当な数字でしょう。
参考サイト：ストレスチェック30｜ストレスチェック制度を健康経営に活かしメンタルヘルスを向上しえる産業医と更新するために
7年間で200名、増加しています。1年でいうなら30人程度。
産業医科大学の卒業生が毎年、産業医として労働者保護や健康経営支援にまわることからすると、妥当な数字と推測しえます。
日本産業衛生学会認定専門医制度委員会による指導医数は全国で507人のみ（2022年2月4日北京五輪開会日）。
「名ばかり産業医」＝「名義貸し産業医」の背景に「ブラック紹介所」やアウトソーシング衛生管理者斡旋業者？！
「1万人」から「1200人」の間の差分だけ存在している8千8百名もの「名ばかり産業医」＝「名義貸し産業医」・・・①という労働安全衛生法にある誠実業務遂行義務はおろか、以下の産業医 関連サイトでは以前、120条という罰則規定もあるからしてはならないという記載が確認されていました。
その後この産業医関連クラウドサイトから確認できなくなっておりますが、クラウド環境では以下のように確認可能です。
出典：産業医クラウドTOP > 産業医ナビ >産業医はいなくても大丈夫
出典：人事担当者に読んでもらいたい、精神科医 栗原雅直医師のコラム
出典：栗原雅直．編集後記．臨床評価．Vol.49, No.3, Feb. 2022
次に以下のように［名義貸し産業医の横行］他 に対して義憤を述べているかのうな記載を紹介します。
この記述をされた斉尾武郎医師と当社代表とは共著がございます。
斉尾武郎,櫻澤博文．エビデンスなき里のコウモリ －精神保健福祉政策の有効性を問うー.臨床評価 2014；41：619-26
Ｆｉｒｓｔ do not harmが課せられている存在の医師を律するのが医療倫理。
その点、すでに週刊ダイヤモンドは2022年1月が取材していました。
1つは『企業と従業員の板挟みにならざるを得ない「産業医の複雑な立場」』の存在です。
出典：「ブラック産業医判定」は紙一重、モンスター社員と企業の板挟みに悩むホワイト産業医
ううむ。今や公益通報者保護法に基づいた「御自分の勤務先などの労務提供先で、不正(対象となる法律に違反する犯罪行為又は最終的に刑罰につながる行為)が行われている(又は行われようとしている)ことを通報することができ」るとするサイトがある中、
放置するということは 解決せずに黙認しているということ。
それは問題が より長く続いても構わないという 不作為の罪を犯し続けるということ・・・
いわば共同正犯（共犯）。
産業医に誠実義務が2018年に課せられるに至った理由が解る気がしました。
いくらホワイト産業医であってもブラック企業（ブラックという言葉には、決算が黒字という良い意味もあるので、ここでは貸借対照表等に▲がつくような健康体ではない不健康経営企業が実態である赤字企業もあることからレッド企業 または赤鬼企業という名前が良いのでしょうか。
2019年以降は 産業医は労働者に対しても誠実義務を果たさないということで、板挟みになる良心的な産業医のジレンマはいかばかりかと心配しました。
企業における労働安全衛生水準の高さから、相応の義務が産業医や衛生管理者に求められています。
どのようにしたらよいのかは以下の書籍に記述されています。
出典：佐久間大輔．管理監督者・人事労務担当者・産業医のための労働災害リスクマネジメントの実務．日本法令
李下にて冠をたださず・・・・自ら 社会病理の中に入らせない、鬼にならせない仕組みが必要です。
1号証拠：「産業医紹介サービスガイドサイトの実態など」の解析
当シリーズ①で1号証拠として挙げられていたサイトを手掛かりに解析を行いました。すると 項目名は2020年7月に作成されたサイトの名称ですが、以下の記述がありました。抜粋かつ抄録化して引用します。
業界の内情：そういったサイトのほとんどは『おすすめ産業医仲介会社』としてランキング最上位に名前が挙がっている産業医仲介会社が外部に委託して作成している
か、
広告料を払い上位に表示している。
ランキングを作成しているサイトの運営会社が実はランキング最上位の産業医仲介会社・・・
正に自作自演、忖度ランキング。
ランキングサイトで色々な条件で産業医仲介会社を探してみて。
どのような検索をかけようと最上位に来る会社が常に同じであれば、恐らくその産業医紹介会社がランキングサイトの真の運営会社でしょうね。
広告費をかけている、という点でビジネスとしてはアリなのかもしれませんが医者(産業医)や弁護士など、人の一生や会社の運命を左右するような職種に関しては公明正大な評価システムが必要。
以上の理由からランキングサイトだけで産業医仲介会社を選ぶのは全くお勧めできない
なんとまあ・・・・解釈すると、「アフィリエイト広告」なるもののうち、なんと 自作自演 忖度ランキングなるものまでもがあるということでした。
となると米アマゾン社が提訴したような 虚偽広告掲載サイトと同視しえる もしくは同旨の内容なのでしょうか？？？
仔細な調査が必要です。「探偵！ナイトスクープ」の応援も必要かもしれません。
その前に表現されていた内容からすると、お勧めできないというのが どのような検索をかけようと最上位に来る会社とのことでした。
存在しているという「忖度ランキング」とは何なのか、想像しながら 健幸（ウェルビーイング）経営を推進するクラウド産業医として調査を進めることにしました。
確認できました。
丙号証拠：40％以上の企業が不満 産業医への不満 3位「連絡が取れない」2位「返信が遅い」 1位は？
→ 40％以上が不満とは、6割弱は満足！
過半数は満足しているとの結果なのに、どうしてわざわざ少数派意見を取り上げたいのか？
読者から 次の情報が届きました。
なんと 他にも「産業医への不満ランキング」！ ありました！
「産業医への不満ランキング」が複数回実施！
岸田政権や経済界が収入をあげようと政策を講じている中、「産業医」の報酬を下げることが労働者の給与水準を上げることにつながるということでしたら、それはいわゆる「ユニクロ戦略」です。ポジショニングとしてありえる話ですのでこちらも反対は致しません。
例えば
稟議にそのまま使える比較表までつけてくださる懇切丁寧ぶり。
産業医 を紹介する5社をも巻き込んで価格競争を促して医師の報酬をダンピングさせようという意図があるものと理解したくなりました。実名を挙げられて比較させられた同業他社は、少なくとも広告塔であるタレントに陰性感情を感じることでしょう。
何しろ「産業医への不満ランキング」にて産業医を卑下する立場が、産業医を紹介する・・・あ、ボランティア活動ならわかりますので、産医の国有化・・・それを目指している組織があってもおかしくはありません。なぜなら
「自作自演」、「忖度ランキング」と指摘がある「産業医への不満ランキング」を複数回、作成するコストの方がコストだと思える中、コストではなく投資だと捉えている動機があってもおかしくはないわけで。。
また別の意図があることも推定しえました。当社は「メンタル産業医」という存在へ、健康経営優良法人認定支援型 健康増進型産業医 をリブランディングした立場に照らし合わせるとこの「産業医への不満ランキング」なる存在を、2020年に加え2022年と複数年、相当な投資が必要なタレントを使ってまで世間に示そうという姿勢に関してです。
6割近くの方が満足しているのに、「価格が高い」と捉える少数派の意見で、「産業医」への不満を 世間から招集するような受動攻撃性には、心裡では憎み罵りたく目の敵にしている気持ちが投影されているだけではなく、「産業医は税金」と理解している企業や組織からしたら、渡りに舟だという現実があるものと理解しえました。
【業者と企業 双方の 心裡では 受動攻撃性があるとの分析がしえた理由】
「産業医」に対して
①コストが高い、
②融通が利かない、
②離職率が改善されない、
③（あれ、④ではなく？）従業員の不調者が改善されない
結語として 従業員の不調が中々改善されないと 結論づけています。
実際は
①コストが高い→医師の名義を勝手に使って、訪問回数を減らしている？
②融通が利かない→勝手に選任届出を出された医師の方は知らない？
②離職率が改善されない（産業医が離職率を改善する任務を持っているとは新説。そもそもリスキリング時代と逆行）、
③（あれ、④ではなく？）従業員の不調者が改善されない（それも産業医だけの任務？。ブラック企業側だから、「キャスト産業医」以外には陰性感情を抱くだけでしょう！）
そもそも「産業医への不満ランキング」ということは、産業医を批判的なのか、否定的なのか、悲観的なのか、攻撃的なのか、いずれかの陰性感情を背景に持つ、そして産業医を紹介するようなビジネスを展開していては、矛盾すると理解する方が素直ではないでしょうか。のみならず そういった医師にはきちんと支払わず、名義を勝手に借りているような実際まで推定しえました。
むろん、ボランティアで産業医を契約できる組織だとの解釈も可能ですし、憲法で保障されている内心の自由や、公共の福祉や良俗に反しない限りの商行為における契約も自由の原則がありますが、勝手に名義が使われていては、公共良俗に反します。＃ブラック紹介所
そこで
自分の名義が勝手に使われているのではないかと疑問を感じる医師は、契約書を締結した紹介会社の方ではなく、「産業医選任報告」が出されている労働基準監督署に、実際はどうなのか確認されてみると良いでしょう。
なお統計学を学んだ方なら（学んでいなくても）理解を深めるとすると以下の記載になりましょうか？
質問の仕方で、答えはかわってくるわけです。
少々 高度な言葉でいうと、質問用紙の構成や項目に関して計量心理学的検討をしない限り、得られる結果に対して恣意性や操作性をいくらでも介在できるわけです。
例えば
①の 「コスト」に関する解釈は この動画を作成した組織は、【産業医】に対して陰性感情を抱かせるような広告を展開したい組織なのでしょうか？
以下の表記も確認されました。
産業保健師は産業医の業務を代替！
保健師は、産業医と同じような職務や業務を「同様に果たすことができる」との記載がありますが、本当に労働安全衛生法や医師法や保助看法、そして医療法にて保証されているものなのでしょうか？
医療法に馴染みのない産業保健師に意見を聴取したかのような組織ではないかと判じられました。
医療法
第三条 疾病の治療（助産を含む。）をなす場所であつて、病院又は診療所でないものは、これに病院、病院分院、産院、療養所、診療所、診察所、医院その他病院又は診療所に紛らわしい名称を附けてはならない。
もしくはその組織のインサイダーから事情を確認しえた方からの情報によると以下のような圧迫を受けていたとのことでした。
「昨日１でできたことを今日は0.9の時間や力でやれ！」といった要望に圧迫感を感じる日々だったと。
業務委託先や金融機関等で確認し得る方は、それぞれのハラスメント相談窓口に確認してみることもありと思いました。
なお以上の分析は 主観なので別の主観もあるものでしょうが、2021年9月15日から施行されている行政の見解は以下です。。
最後にあるように、労働基準監督署に確認することをお勧めします。
何しろ2018年に労働安全衛生法が以下の観点から改正されたことは確認されていない組織は、まずは「信頼」と述べるには法治国家が定めた法律を信任し、適用することが先ではないかとみなしたい次第ですがいかがでしょうか。
産業医が医学専門的な立場から、働く人一人ひとりの健康確保のために、より一層、効果的な活動を行いやすい環境を整備することに方向性を換えるために産業医の権限強化が記載された背景を当社代表は2017年時点で以下にて紹介しています。
出典： 今これが知りたいQ&A 産業医制度の改正と活用を考える.月刊人事労務実務のQ&A 2017年11号．
【忖度ランキング】のリチャード・セイラ―教授定義で解釈するなら「スラッジ」！？
満足派が6割近くと 過半数を制しているのに 4割程度の内容に焦点を当てさせるような誤用を統計学で表現するならばそれは 「認知バイアス」の一例と捉えられます。
間違った方向へと視聴者の選択を誘導することは、選択者から利益を掠め取るというスラッジ（汚泥）だとは行動経済学の分野でノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授のご主張です。
なお週刊ダイヤモンドは以下の主張をしています。
さて次に
②の融通が利かないということは、以下のようなクビ切り産業医を担ってもらいたいのに、拒否するということなのでしょうか？！
出典：クビ切りで会社に加担？ 従業員のメンタル診断 問われる産業医。Frontline Press 2018.09.03
1年以内に 何人でも 何回でも産業医の交替や変更が可能だとするする いわばキャスト産業医紹介会社があるような話なのでしょうか？？？ 瞬きの回数が増えていたところ、女性医師に対してその容姿までランキングしている企業があるのではないかと推定しえる図があるとの情報が届きましたが、スパムとかサイバー攻撃だと困るので展開していません。
こちらとしては 遵法や順法性の観点から より深刻だと思われる「名ばかり衛生管理者」の問題も加えて検討すべき課題と捉えられましたので衛生管理者育成や衛生管理者の支援を担っている団体を通じて先行研究を探索してみました。
<先行研究結果より＞
衛生管理者を対象とした公的な教育訓練機関の首脳によると、衛生管理者の区分は以下3種に分けられるとのことでした。
伊：専任の衛生管理者
呂：兼任の衛生管理者
波：名ばかり衛生管理者
衛生管理者を専属にせず、外部に委託できるのは、2人目以降なら、かつ労働衛生コンサルタントという国家資格を有している場合にのみ遵法になります。
衛生委員会への外部からのオブザーバー参加は、問題ないとしている企業がありますが、そもそもこの衛生委員会の成り立ちを知ると、簡単に外部から招いてよいとはならないものではないでしょうか。
「総労働対総資本」という、血で血を洗うような、もしくは労働者同士がいがみあうような抗争があった時代において、労使が公平に、かつ産業医という企業内だが第三者を交えて、公正に 科学性に立脚した上で協議を平和裡に行う厳粛な機関であるわけで。
衛生とはまさしく生命を衛（まも）ること。
オブザーバー参加には国家資格である社会保険労務士なら、もとより断交も含め可能なので、陪席したもらうと労働者側からも歓迎されることでしょう。
よって保健師のキャリアとして社会保険労務士資格を有するよう企業は養成してきたものでした。
外部への不経済性が60年、70年と子々孫々にわたって問われてきている現実がある中！
実際に これまでの 産業保健師と 名乗る 保健師が 実際に取得してきた資格でしたし、単なる知識だけではなく経験を重ねてきたというキャリアの証でした。
「安全第一」： 安全とは安心を全うすることが第一義。
法的要件さえ満たさなくて構わない と 判断するような 企業なら、そういったアウトソーシングと称する仕組みにて、各種法規に違反した行為を保健師に従事させるのでしょう。
その保健師も、労働基準監督署から捜査を受けていないことをいいことに、複数の企業や事業者の衛生管理者を担っているとしたら・・・誤用・悪用スキームという社会病理・・・「鬼滅の刃」からしたら 赤鬼の棲むような 血の池地獄とのＡssessmentが出来ました。
閑話休題
「鬼滅の刃」で「異空間無限城」という、今でいうとクラウド空間？
人間には生命の長さには限界があるからこその「衛生」・・・・生命を衛（まもる）のが衛生管理者や産業医！
もとい 自由自在に鬼が操っているかのような リプレイスやリブランディングを迫るかのような上記テクノロジーズの存在！
その社会病理を考える前に、実効性ある安全配慮義務を履行するとは、具体的にどうしたらよいのか、健康経営という社会的健全性、いわば社会生理に関して理解を深めてみます。
産業医の職務明確化の流れ：産業医は社会医
1983年時点で産業医の職務とされた事項は以下の３つのみでした。
その後の追加を加え 2014年には９つまでにも増加していました。
背景仔細記述は省略するとして、社会から 安全確保 衛生水準向上 健康開発に向けての期待が増大していたことは間違いありません。
加えて
2019年からの働き方改革関連法施行にあわせて、産業医には図にあるように労務管理責任を負うこと含めその職責の明確化かつ社内明示化、誠実推考義務が課せられました。
いわば事業主からしたら安全対策を充実化させることが適い、労働者からしたら労務管理における健康管理を充足できることになったことから、労使双方にとって産業医が実に有用な存在となったわけです。
これこそ産業医は三流医ではなく公衆衛生医や社会医だと、その高い倫理性、揺るがない使命感、たゆまない研鑽を生涯にわたって重ね続ける職業能力保有者だと胸を張れることになっていたと理解しえます。
参考サイト：メンタル産業医命名者の講演内容|「医書界」第171号に掲載
正攻法で攻めた先に必ず援軍が現れる
そもそも医療機関は誰のためにあるのかというと 国民の福利厚生の為。憲法で保障された基本的人権や幸福追求権から生じている生命権を担保するために行政が許認可したから開設されています。そのために国家は医師法や保健師助産師看護師法、医療法、薬事法を整備し、国民や市民の権利を保護しています。そういう患者本位の医療を提供することを使命とした医療職のために 事務部副部長を主人公とした小説があります。
取引銀行からの融資が差し止めやその副部長に仕掛けられた罠・・・小説「半沢直樹」の医療版を彷彿とさせる内容です。
著者による「臥薪嘗胆」というあとがきには「大事なことは どんな苦境の時も邪道に染まらず、あきらめずににげないこと。正攻法で攻めた先に必ず援軍が現れる」というくだりがあります。
出典：杉敬仁.パラサイツ 地方病院の闇 . 幻冬舎
確かにテクノロジーを名乗る企業のトップページでは、以下のように、元経営者の杜撰さを見抜けなかったこともあるかもしれませんが、残された労働者が以下のような 苦悩が伝わってくるような記載しないといけない現実があることからすると、そう信じたいところです。
【2022年2月24日追記】
内容に疑義指摘が来ました。
第一種衛生管理者免許をお持ちで、長く業界の労働安全衛生関係業務を担ってこられ、更には中央労働災害防止協会にも関与されていらした方からでした。
中央労働災害防止協会というと、そこでの研修ではヘップサンダルと安全第一について等を題材に、有害物質管理について教えているところです。
作業環境管理の概念や 職業性災害として騒音性難聴の特徴や防止するための管理基準も、じん肺に関する管理区分も 更には緑十字の旗が 単なる十字ではない意味も学ぶことが可能な教育訓練も実施している日本における重要な労働安全衛生水準を向上のシンボルです。
世の中に、これら基本さえ知らずに、申請さえしたら免許が交付されるという安易さで、【第一種衛生管理者】を名乗る 【保健師】が現場で仕事を担っている、それで良しと考えている事業所がある現実については、【安全第一】という言葉は 死語になったのか、もしくは理解できない認知症という死期になってしまったのか いずれかなのかもしれないと危惧感と勘をお持ちの方でした。
以下をご指導くださいました。
“「名ばかり産業医」①で挙げた「2号証拠」を今一度、読み直しなさい。自分は3日かけて読み込んだ”と。
確かに産業医医大の卒業生が 産業医として実際、どの企業や事業場で就労しているのか、実名を挙げての産業医紹介会社（そこは良い組織なのでしょう）まで登壇されていました。対して1社、実名をだしていない産業医紹介業者も確認しえます。文脈からすると産業医に対して陰性感情を吐露されているような表現になっています。
と共に
産業医大に産業医の供給や紹介を打診しても断られる企業がある実際も記載されています。ということは、ブラック企業や赤鬼企業の存在は把握できないわけではなく把握されており、そういうところには産業医大卒業生はいないもので、産業医大出身産業医や保健師が存在している企業か否かががホワイト企業か それともブラック企業or赤鬼企業だといった判別式をダイヤモンド社は示したいのではないかとも読み解けました。
実際、産業医大医学部と産業保健学部は時代の要請に先駆けたカリキュラムを編成し、確かな知識と技術、そして人間性を養う教育指導により、産業保健分野で活躍できる優れた医師、看護師、産業保健師、衛生管理者及び作業環境測定士を養成してきています。＃健康経営2.0
例えば産業医大医学部出身で藤野教授が教えられている医学概論という医療人としての倫理観や人間性を涵養する講座では、MBAでのケースメソッドよろしく、以下が一例ですが、学生に提示されていました。
「あなたがチッソの産業医だったら、どうしましたか？」
これ以外にも機会があれば、当社代表も産業医大卒業生。代表に、どうして産業医大がブランドとなっているのか確認しえたことを報告します。
もとい
確保されたい企業や事業所に向けて、産業医並びに産業保健スタッフの
求人・求職サイト『産業保健情報提供サイト（通称 ラマティーサイト）』も設けられています。
となると、株式会社ＯＺは「自作自演」とか「忖度ランキング」との解釈をされていました内容を示すものとしては、確かに「産業医への不満ランキング」は見つかりました。別の以下の解釈が成り立ちえるものと仮定しました。
甲号証拠について検討：名ばかり産業医を15万人も擁する業者があると教示！？
甲号証拠：産業医総研．27社比較産業医サービス会社まとめ～産業医の探し方～
以下のように医師を15万人も紹介可能という数字が少なくとも2022年1月27日から3月末まで表示されていました。
その後、登録を希望した医師数に変更がなされているとの通知が読者からきました（2022年4月17日）。
何でも紹介可能医師数が15万人から1,549人へ激減していると。
名ばかり産業医どころではない。産業医を喰らう奴によって鬼だか幽霊だかにされたから永遠の生命を得た霊体をも加えたのか、それとも名義貸しをして中抜きしているのかは知りませんが差分の94倍も水増し していたことは小説ではなく事実です。それを自認してくださったのでしょうか？！
実際は読者のほうで図にQRコードを入れておりますのでご確認ください。
疑問を挟まれた方がいらしたら、その会社の登録医のうち何人に実際、つまりは1100事業所に対して業務を紹介しえている医師は何人なのかの情報も提供されています。
ともあれ 15万人も紹介可能だと記載があった事実記載ではなかったから虚偽表記がされていたことは事実だったという業者（以降、15万業者）に関してクリックすると、なんと先程の「産業医への不満ランキング」を供覧させる動画広告が2022年2月や3月には確かに確認しえました。
参考サイト：健康経営㊹｜良い睡眠確保サイト、女性の健康週間、コロナ対策、自殺対策強化月間
実数より多い医師の数こそ、まさしく「名ばかり産業医」。実際は当事者でないとわからないことなので解釈の対象とはせず、論理的な整合性がつかないように感じますのでその辺りを考察してみます。
日本医師会認定産業医は11万人弱
産業医と名乗ることができる資格の1つが 日本医師会認定産業医制度 です。
この日本医師会認定産業医は一度、必要な単位50単位を取得し、かつ一度日本医師会から認定を受けたら、更新に必要な単位を取得せずに、日本医師会からの認定が失効したとしても選任し得る産業医だと名乗ることは可能な制度です。
その課題に関しては、前述した2019年の働き方改革関連法に合わせ 改訂された労働安全衛生法によって 新たに 課せられた誠実なる職務遂行義務に違反するために、名乗ることができるだけの、つまりは「名ばかり産業医」と定義づけられる時代です。
それらの推移に関しては以下をご確認ください。
参考サイト：有効期限が切れた日本医師会認定産業医有資格者は名ばかり産業医?！
更には 労務管理を産業医が担うには 役不足だから、キャリアコンサルタントの参画も必要だということで監修した書籍が刊行されたのは冬季五輪が韓国で開催された2018年のことでした。
その日本医師会が認定した産業医はどれだけ存在するのかというと、2018年11月時点で日本医師会が調査した結果では、日本医師会認定産業医は99,799人で、かつ年間平均新規登録者は2,335人でした。
その後、2019年2月20日に10万224人であることが日医ニュースで報じられています。
2022年現在、日本医師会認定産業医は何人いるのか概算を算出してみると
100,224+2,335×（2022-2019）より107,229人ということがわかります。
①の「名ばかり産業医」＝「名義貸し産業医」の8,800人は、割合でいうと8.2 ％と5％以上なので、統計学的な検定を行わなくても、その存在は小さくないことが推定できます。
名ばかり産業医の存在を教示：15万人以上も医師を紹介可能だとする組織が確認されていた実際について
労働安全衛生規則第14条では産業医の資格要件には
前述11万人をほこる 日本医師会認定産業医以外にも、
産業医科大学等の正規課程や実習を履修していたり、
保健衛生区分の労働衛生コンサルタント資格を有していたり、
労働衛生を担当する講師以上の教員であった過去があれば良いわけですが・・・
日本医師会認定産業医研修に関しても、「労働者の健康管理研修を行うのに必要な医学に関する知識についての研修であって厚生労働大臣の指定する者が行うものを修了した者」であれば労働安全衛生規則第12条第2項を満足しているわけです。でも どう足しても 15万人という数字を超すには、メンタルヘルスの問題として捉えるか、もしくはsociety5.0時代を待てば、アバターというテクノロジーズを使う他ないように思えますが・・・。
15万人も「名ばかり産業医」をそろえている記載を行っていたことと、ここでの記載とは論理面で一貫性がないように感じますが、読者の皆様はいかがでしょうか。
加えて
本来の健康経営®の概念とは異なる この企業の独自の「健康経営1.0」とか「健康経営2.0」といった経営資源の効率化という発想を示しての営業活動。
いよいよ 論理的に首尾一貫性があるとは思えず、改めて識者からのご見解をお伺いしますので、そのご見解が得られたら、ご紹介致す次第です。
以上、当シリーズ第①回目で危惧した「「名ばかり産業医」①」 についてですが、確からしさが高まると共に、甲号証拠と乙号証拠は、そもそも週刊ダイヤモンド2022年2月12日号では「名ばかり産業医の闇」シリーズで問題としたかった、そういった「名ばかり産業医」を紹介している業者はどこか？！ そこと契約するブラック企業があるのが病理構造、更には勝手に名義が 使われている医師までがいること指摘している推測を記載しました。
「名ばかり産業医」とは勝手に名義を寸借したり、保健師に産業医業務を代替させることで企業側の産業保健への支出を削減することが「健康経営2.0」だと「健康経営®」をリブランディング した実際が週刊ダイヤモンドの行間には記載されていたものと推測しえました。なぜなら厚生労働省ＯＢも把握済と2号証拠の誌面にはございました。
なお「健康経営2.0」に関して 本本家本元の 健康経営研究会が 健康経営2.0『未来を築く、健康経営』と 似て非なるものだと明示されています。
長くなりました。 ＃メンタルヘルステクノロジーズ ＃エムスリー ＃ドクタートラスト
この後の続きは当シリーズ③で記載を続けます。ご覧になるにはこちらをクリックください。
Disclaimer 本シリーズや関連する情報に掲載されている内容の正確性については、小説なので保証する内容はございません。法律、規則、規定や事務連絡、行政解釈は常に変 更が加えられるものです。本情報は、様々な時点での情報を掲載しており、統一性はありませんし、不完全、不正確、そして経時敵変化が生じ得ます。もちろん情報の使用に起因して生じ る結果について、何ら責任を負える話ではありません。ただし秘密情報を含む可能性がありますので、著作権上、許容される範囲外での開示はご遠慮ください。
